ネット上の情報の見極め方 検索ワードの指定からサイトの選択まで

ライターにとって、今やネットは欠かせない情報源です。とはいえネット上には、誤った情報もあふれています。多くのサイトに掲載され、広く認められているように見える情報が、実は間違いであることも少なくありません。ライターとして、正確な情報を入手するにはどうしたらよいのでしょうか。その方法をまとめました。

ネット上で定着してしまった誤情報の例

現在、情報を探す手段として最も手軽で有用なものはインターネットです。ただし、ネット上には誤った情報が堂々と掲載されていることもあります。一例を挙げましょう。ネット上で「女は己をよろこぶ者のためにかおづくりす」「清少納言」という2つの言葉を、併せて検索してみてください。「名言集」等のサイトが何件もヒットします。それらのサイトによればこの文言は、「清少納言が『枕草子』の中で述べた言葉」です。何件ものサイトがそう書いているのだから正しいだろう…と思ってしまいます。しかし、この情報は誤りなのです。(正しくは、中国の古典『史記』に由来する言葉で、清少納言は「知人の発言」として記録しているだけです)。おそらくは、拡散力のある誰かがこの誤情報を発信したため、広まってしまったのでしょう。

ライターに求められるもの―すばやく正確に調べるスキル

仮にもライターであるならば、サイトを1件見ただけで記事を書く人はまずいないと思います。念のため別のサイトも見て、裏を取ろうとするでしょう。しかし、念のため参照したそのサイトも、同じ誤りを載せていたとしたら、どう見抜きますか? 

現在のライターは、記事を迅速かつ大量に書くことを求められています。だからと言って、不正確な記事を乱発するようでは、この業界で生きていけません。つまり、求められるのは正しく早く調べるスキルです。以下では、その具体的な方法を紹介します。

まずは辞典・事典を利用する

ネット上の情報の真偽を確認する一番よい方法は、辞書類を引くことです。辞典や事典等の辞書類は、専門家が執筆し、幾度もの校閲を経た信頼性の高い情報源です。ネット上にもコトバンクなど、さまざまな辞書サービスがあるので利用するとよいでしょう。

サイトと辞典・事典の突き合わせ方

まずは、調べたい事柄をネットで検索します。そして役に立ちそうなサイトが見つかったら、そのページに書かれている固有名詞や出来事を、辞書類を引いて照らし合わせてみましょう。この時点で誤りが見受けられるようなサイトは、「信頼に足るものではない」と判別できます。

学術研究機関のサイトを探し出す

時事問題など、辞書類では確認しにくい事柄は、大学など学術研究機関のサイトで裏を取りましょう。検索のキーワードにac.jpを追加することで、日本国内の学術研究機関のサイトを絞り込めます。専門家が執筆した内容を載せているので、信頼性の高い情報を得られます。

より一般的なサイトを見つけたいときの検索ワード

ac.jpでは専門的過ぎて、必要な情報を見つけられない場合は、go.jpというキーワードを併せて検索するのがおすすめです。go.jpは日本の中央省庁のドメイン名なので、公的機関が一般の人向けに情報公開しているサイトを抽出できます。地方の情報の裏を取る際は、lg.jpで地方自治体のサイトを参照してもよいでしょう。

図書館のレファレンス・サービスを利用する

時間に多少余裕がある場合は、図書館のレファレンス・サービスを利用することをおすすめします。「~を調べたい」「~が事実か確認したい」等の問い合わせをすれば、根拠である資料を明記した上で細かく回答してくれます。無料で利用できる上、最近はメールで問い合わせられる図書館も多いので、活用するとよいでしょう。過去のレファレンス・サービスをデータベース化し、サイトで公開している図書館もあります(東京都立図書館等)。そのようなサイトを使って、過去に似たような問い合わせがなされていないか検索してみるのもよい方法です。

執筆者が明確なサイトを利用する

以上の方法で情報が見つけられない場合は、信頼度のやや劣るサイトを参照しなければならなくなります。多くは個人のサイトやブログです。複数人による校閲を経ているものは少なく、事実誤認や勘違いの含まれる率が上がります。そのことを考慮した上で、参考程度に利用するようにしましょう。

そこで、そのサイト・ブログの執筆者をチェックしていきます。執筆者の名前が明記されていないサイトは、基本的に避けましょう。記名サイト・ブログであることを確認したら、次はそのプロフィールを点検します。仮に執筆者が研究者や著名人であっても、その人の専門分野ではない事柄が書かれている場合は、信用しない方が無難です。

こんな表現が見られるサイトはNG!

サイトの信頼性を判断する際に、もう一つ、役に立つのが文末表現です。「~と言われています」「~だそうです」「~かも」「~だとか」等の言い回しが見られるサイトは、ソースとしない方がよいでしょう。事実の明言を避ける際の表現であり、執筆者自身が「自信がない」と言明しているも同然だからです。



サイトエンジンかくたま編集部は、企業様のコンテンツ制作やインタビュー記事制作、オウンドメディア運用やディレクションサポートなどを承ります。 コンテンツ制作にお悩みのWEB担当者様は専用サイトからご相談ください!
かくたまライティング法人申し込みサイト


ライターさん絶賛募集中です!
〇ライター応募サイト

あわせて読みたい

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。