「ライティングテストを受けたが合格しなかった…」
「長くクライアントからライティング依頼を受けているが、値上げに応じてくれない…」
それはあなたの記事が読まれる記事の体裁をなしていないからかもしれません。

最後まで読まれる記事と読まれない記事の違いを理解し、今やライティングの基本ともいわれるPREP法を会得することで読まれる記事作成に努めましょう。

PREP法で得られるメリットを知った上で、PREP法を使った記事と使わない記事でどう違うのかを具体的に比較しましょう。

刺さる記事に必須といわれるペルソナ設定についても触れていますのでぜひ参考にしてください。ブログやオウンドメディアを運営するときにきっと役にたつはずです。

最後まで読まれる記事と読まれない記事の違い

インターネット上には日々さまざまなコラム記事がアップされています。タイトルを見ておもしろそうだなと読み始めてみたものの、最後まで読む記事もあれば途中で辞めてしまう記事もあることでしょう。

まずは両者の違いからご紹介します。

読むのを止めてしまいがちな記事の特徴

途中で読むのを止めてしまいがちな記事の特徴は2つあります。

1つ目は「結論が最後まで読まないと分からない」ことです。

人との会話でも同じですが、前置きや説明が長いと、いったい何が言いたいの?とイライラしてしまいます。結論が最後まで読まないと分からないという記事だと、忙しい現代人はすぐに離脱してしまいます。

2つ目は「自分に当てはまらないパターンだと感じる」ことです。

自分に当てはまること、興味があることであれば人は耳を傾けます。文章を読む時同様です。しかし自分には関係ないと判断すると途中で読むことを止めてしまうのです。

最後まで読みたくなる記事の特徴

一方、最後まで読みたくなる記事には2つの特徴があります。

1つ目は「この記事に自分が欲しい情報があると感じる」ことです。
最初に結論があることで、その結論を得るための情報や具体的な方法が知りたいと読み進めてくれます。

たとえば、できるだけ簡単に痩せたいと思っている方であれば、書き出し部分で「1日5分の簡単体操を1ヶ月続け3キロの減量に成功した方法とコツを紹介しています」とあれば、どんな方法か読んでみたいと感じてもらいやすいでしょう。

2つ目は「自分に当てはまる記事だと感じる」です。
自分が抱えているのと同じ悩みだ、自分が得たいメリットが知れると感じてもらうことです。

先ほどの簡単にダイエットをしたい方を例に挙げると、以下のような文章があると共感してもらいやすくなります。

「ダイエットのためとはいえジムに通うのは難しい…」「ハードな運動は続かない…」そんな方のために、テレビを見ながら簡単にできるダイエット法をご紹介します。

最初に結論を持ってくるPREP法とそのメリット

読んでもらえる記事を書くためにぜひ活用したいPREP法とそのメリットを見ていきましょう。

プレゼンでも使われるPREP法

PREP(プレップ)法はプレゼンテーションや報告書に活用されている方法です。

PはPoint(ポイントや結論)
RはReason(理由)
EはExample(例)
PはPoint(ポイントや結論)
の頭文字を取ったものです。

最初に結論を述べ、次にその結論に至る理由、続いてイメージしやすいように具体的な例を挙げ、最後にもう一度結論を述べて締めるという流れです。

このような構成にすることで以下のように読み進めることができます。
・記事を読むことで得られる結果を知り期待を沸かせる
・結果を得られるに至った根拠を理解し、信憑性を持つ
・具体例を示すことで、結果を得るための道筋や手順を詳しくイメージする
・もう一度結論を読み、納得した上で行動を起こす

PREP法を取り入れる3つのメリット

PREP法を取り入れてライティングすることで3つのメリットが得られます。

1つ目は「時間のロスを無くす」ことです。
この記事が自分にとって有用かどうかを判断するのに時間をかける必要が無くなり、離脱率を減少させることにつながります。

2つ目は「内容を理解しやすくなる」ことです。
最初に結論を述べてくれていることで、何についての記事かをイメージでき、後に続く理由や具体例も理解しやすくなります。

3つ目は「大事なポイントが頭に残りやすい」ことです。
最初に結論を述べ、最後に同じ結論を繰り返すことで、大事なポイントとして記憶に残りやすくなります。

PREP法を使った記事と使わない記事を比較

PREP法を使った記事と使わない記事を比較してみましょう。

PREP法を使っていない記事例

ダイエット用品が欲しいなと思って買い物にでかけましたが、非常にたくさんの商品がありどれも良く思えてしまい、とりあえずおすすめと宣伝されている商品を買いました。

家に持ち帰り使用してみましたが、比較的に使い方が難しい割に効いている気がしませんでした。しかもネットで調べてみると、その商品はあまり良い口コミがなく効果が薄いことが分かりました。しかもネットの方が価格が安いことに気付きました。

効果が高いものが欲しければ事前に機能や価格を比較することが大事ですね。

ABCアプリを利用すれば、機能性から価格、口コミまで比較できるので便利です。買い物前にABCアプリで調べておけばなと思いました。

詳しくはこちらをご覧ください。
→ABCアプリ

PREP法を使った記事例

ダイエット製品が多すぎてどれが良いのか分からない…
どうせなら安く買いたい!
そんな方におすすめなのがABCアプリを利用する方法です。

比較せずに購入してしまうと、もっと安くて良い商品を見逃してしまう可能性があります。

たとえば、私のように調べずにお店に行って購入すると、使い方も分かりにくい、後から調べると評判が良くなかったということになりかねません。ABCアプリを事前に使っていれば、機能性や価格を比較し、さらに使った人の口コミも読んだ上で、自分にあった商品を選んで買い物できたことでしょう。

時間とお金を無駄にしないためにも、ダイエット商品を購入する際にはABCアプリでの事前チェックをおすすめします。詳しくはこちらをご覧ください。→ABCアプリ

刺さる記事に必須といわれるペルソナ設定とは?

PREP法とあわせて知っておきたいのがペルソナ設定の重要性です。

ペルソナ設定はなぜ必要?

記憶に残らない記事と残る記事があります。その違いの1つがペルソナ設定の有無です。

記事を読む人物像をイメージして書くことで、生活環境や心理を理解した上で、伝え方を工夫することができます。

たとえば40代の主婦の人と20代の独身の方では同じ買い物をするにも視点が違います。前者は安さと機能性などを重視し、後者はデザイン性や話題性に重きをおくと仮定します。伝えるべき内容はおのずと変わってくるでしょう。

ペルソナ設定で何を決めて置くとよい?

ペルソナ設定をする際はできるだけ詳細に行いましょう。
・性別
・年齢
・職業
・家族構成
・生活パターン
・趣味
・性格や考え方
・インターネットの利用状況、利用デバイス
これらを元に記事作成することで、より読まれやすい記事に仕上げることができます。

以下あわせて参考にしてください。
ペルソナとは?作り方・設定方法を解説【ブログのライティングむけ】

まとめ

記事は読んでもらうことが最終目的ではありません。
そこから何らかの気付きを得て、問い合わせをする・購入する・資料を請求するといったアクションをしてもらうきっかけでもあります。

そのためには、まずは読みたいと思ってもらう入り口作りが大切であり、結論から述べるPREP法とペルソナ設定の組み合わせがかかせません。

なんとなく記事を書くのではなく、PREP法とペルソナ設定を意識することで最後まで読まれるブログ記事作成をしましょう。

法律系の記事は、弁護士や司法書士などの士業資格者がアドバイスを述べる体裁になることが多く、格別の注意が必要になります。
他のハウツー記事と比べると圧倒的に情報量が多く、ライター側に深い配慮が求められるため、気難しく感じてしまうでしょう。
ここでは、法律系記事を執筆するうえでの注意点を解説します。

法律系記事の受注先

法律系の記事を執筆する案件は、おもに次のようなクライアントから受注できます。

・法律事務所、弁護士事務所
・司法書士事務所
・行政書士事務所
・税理士事務所
・特許事務所
・パラリーガルが運営するサイト

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでの募集もありますが、公開されている案件はあまり多くありません。
これは、士業の資格者や経験者が指導・監修しながら作業を進めるため、自社でアルバイトを雇用してライティングに従事させるといった対応が多いからです。
フルリモートでの案件は少ないため、募集を見つけたら早めに応募するべきでしょう。

法律系記事の単価・相場

法律系の記事における単価は、他の分野・テーマの案件と比べると高めです。
クラウドソーシングサイトでは1.5~2円、事務所直の案件なら3円以上の案件もあります。
まれにクラウドソーシングサイトで1文字あたり1円を切る法律系記事の募集を見かけますが、執筆にかかる時間を考慮すれば適正価格とは言えないでしょう。

高額案件では、応募の条件が「現役の士業資格者」や「士業の経験者」であることが多いため、募集資格を満たさないケースがあります。
ただし、過去に執筆経験があれば募集資格を満たしていない場合でも採用されることがあるので、提示できる実績があれば心強いでしょう。

法律系ライターが気をつけたい4つの注意点

法律系記事を執筆するライターとして気をつけたい4つの注意点を紹介します。

(1)情報の正確性を高める

法律系記事は、何らかのトラブルに対して困っている読者がアクセスするものが大半です。
記載した情報に誤りがあると、読者が誤った情報をもとに行動を起こし、人生の選択を誤るおそれがあります。
「最終的には弁護士、行政書士、司法書士などの有資格者がリーガルチェックをしてくれる」と思っているライターの方が多いかもしれませんが、時間的な余裕がないため執筆を外注しているので、徹底したリーガルチェックも実はあまり期待できません。
誤った情報をもとに執筆し、そのまま掲載されてしまうことも珍しくないのです。
ウェブサイトを参考に執筆する場合は、必ず複数のサイトを参照して情報の正確性を高める必要があります。
もし複数のサイトを参照して情報にブレがある場合は、法律の条文や公的機関が公開している逐条解説などの一次情報に基づいて執筆しましょう。

また、実際に法律系記事を執筆していると、断定した表現を避けたほうが賢明な場面が多くあります。
断定が難しい場合は、必要に応じて「~というケースもある」などの濁しも必要です。

(2)法的根拠や改正に注意

法律系記事の記述には、ほぼ必ずと言っていいほど「法的根拠」が存在します。
なぜこのような対応が可能なのか、なぜこの手続きが必要なのかなどには、できる限り法的根拠の提示を添えましょう。

また、法律は改正されることがあります。
たとえば、民法は令和2年に120年ぶりの大改正が施行するため、大いに注目されています。
一方で、道路交通法は平成27年に自転車の通行方法が変更され、令和元年12月には「ながらスマホ」が厳罰化されるなど、改正が多いことで有名です。
法改正の情報は、関係省庁が公開している広報資料などで確認できるため、各省庁や機関が公開しているウェブサイトなどの一次情報を参照しましょう。

判例を引用する場合も多くありますが、新たな法理が登場している場合もあります。
ニュースサイトなどで「~の判決」といった見出しの記事があれば広く目を通すように心がけましょう。
情報をアップデートすることで、より正確な記事が完成します。

(3)コピペ率が上がりやすい

法律系記事では、条文や判例を引用する場面が多くなります。
「不法領得の意思」や「婚姻を継続し難い重大な事由」といった連語のように、省略できない定型的な表現が登場することも多いため、コピペ率が上がりやすい傾向があります。
「こんなケースが該当します」といった事例の提示でも、条文や判例に従った表現を使うため、参照元と似通ったものになりがちです。

不要な接続詞の使用を避ける、一文の長さを短くするなど、文章をコンパクトにすればコピペ率の上昇が抑えられるでしょう。
ただし「どうしてもコピペ率が下がらない」といったケースでも、定型的な表現の言い回しを変えるのは避けましょう。
言い回しを変更すると意味が変わってしまうことがあります。
複数の参照サイトが共通して使用している定型的な表現は、できるだけ崩さないほうが安全です。

また、法律系記事は総じて「漢字が多い」傾向があります。
ウェブコンテンツの閲覧数や停滞時間は読みやすさが大きく影響するため「行う→おこなう」「頂く→いただく」といった漢字のひらきを意識すると良いでしょう。
一次情報のサイトは漢字表現が多いため、このテクニックもコピペ率の低下に有効です。

(4)文章に威厳性を持たせる

法律系記事では、文章に威厳性を持たせる必要があります。
丁寧な言葉づかいやトンマナだけを守っていれば良いわけではありません。
ある弁護士事務所のウェブ部門担当者から聞いた話ですが、士業の有資格者は「過度にへりくだった表現」を嫌うそうです。
たとえば「ご紹介させていただきます」などのような表現は、非常にへりくだった表現であり、依頼をもとに案件を受任する立場の士業有資格者とは、基本的なスタンスが異なります。

過度にへりくだった表現は避けながら、要所で心強い言い切りも混ぜていくと威厳性が高まるでしょう。

まとめ

法律系記事は、士業資格者が読者に対して法律の知識をわかりやすく説明する体裁の案件です。
読者は「弁護士が言っている」「税理士が説明している」と信じて閲覧するため、正確で威厳の高い文章が執筆できるように心がけましょう。

また、法律系の記事はライティングで高収入を狙うチャンスでもあります。
必ずしも現役の士業資格や法律関係の経験が必要なわけではありません。未経験からでもチャレンジする価値は十分にあります。
未経験からのチャレンジであれば、わかりやすく正確な手引となる書籍などを傍らに執筆すると良いでしょう。
弁護士監修で幅広い法律知識をわかりやすく紹介している書籍も数多く刊行されているので、まずは抵抗なく理解できる内容のものがおすすめです。
他サイトの情報のみに頼ったライティングでは、誤った情報を転載して不正確な情報が蔓延してしまう危険があることに注意しましょう。

かくたまブログは、サイトエンジン株式会社が運営するWebライター応援メディアです。
オウンドメディア や自社サイトの運用に悩むディレクション担当者やライターの悩みを減らすための情報をお届けしています。