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4P分析とは?目的やテンプレート、事例から学ぼう

マーケティングにおいて戦略や方針を考えることは最も基本的なことですが、非常に難しいことでもあります。
この記事では4P分析の立ち位置や目的、コンテンツマーケティングに活かす方法などもご紹介します。

4P分析とは?テンプレートと共に紹介

4P分析とは、Product(製品),Price(価格),Place(流通),Promotion(プロモーション)のマーケティング手段を組み合わせて活用する分析方法です。4つの項目から市場を分析することで自社の強みや弱点を見つけて立ち位置を把握することができます。そのため、戦略や施策を立てるために非常に効果的な分析方法です。
4つの項目を組み合わせる分析方法から、マーケティング・ミックスとも呼ばれており、これらの4項目は互いに作用しています。例えば、何万円もするブランド物の時計がコンビニで売られていることはありませんし、高性能なパソコンが100円で売られていることもありません。品質の高い製品を作ると自然と価格が相場より高くなり、流通やプロモーションも高級志向になります。これは容易に想像できることですが、目に見えないサービスを売るために4P分析を使用するときなどは意外と失念してしまいます。スムーズに分析を進めるためには4項目が互いに作用していることを念頭に置いておくことが大切です。マーケティングにおいて戦略や方針を考えることは最も基本的なことですが、非常に難しいことでもあります。

4P分析のテンプレート

マーケティングにおける4P分析の立ち位置

“マーケティングには、マーケティング戦略とそのプロセスについて6段階に分けた、マーケティング・プロセスという考え方があります。まずはマーケティング・プロセスを見て4P分析がどの位置にいるのか把握しましょう。

1.マーケティング環境分析・市場機会の発見
2.マーケティング課題の発見
3.標的市場の発見
4.立ち位置の決定
5.マーケティング・ミックス(4P分析)
6.マーケティング戦略の実行と評価

1についてはSWOT分析や3C分析、2,3ではPEST分析や5フォース分析、2~4ではSTP分析などがよく利用されます。
3C分析についてはこちらをご覧ください

4P分析の目的

4P分析の目的は、お客様にどう提供するかという道筋を明確にすることです。そのためにサービス・商品をどのように売り出すのかを製品、価格、流通、プロモーションという4つの項目から考えます。ターゲットとなる顧客層にサービス・商品の価値を伝えるためにマーケティング手段を組み合わせてどのサービス・どの商品をいくらでどのような経路で市場に出すのか、どのように情報を届けるのかを考える事が大切になります。

4P分析に対してよく比較されるのが4C分析です。この2つの違いは、4P分析は「どのようなサービス・どのような商品を、どの程度の価格で、どの流通経路で、どのように販促していくか」という「企業側」の視点ですが、4C分析は「顧客が受ける価値はどのようなものか、顧客が費やす費用や時間はどれくらいか、顧客が入手しやすい状況とはどのようなものか、顧客が望む情報を届けているか」という「顧客側」の視点です。
参照:https://www.profuture.co.jp/mk/column/9228

4P分析におけるProduct(製品)

ここでの製品は機能のほかに品質・ブランド・デザイン・パッケージ・保証を含みます。新サービス・新商品の場合は、
・この製品がどのような目的で作られるか
・他社製品とどう違うか
・この製品のどこが強みなのか
・この製品を買うとどんなメリットがあるか
を考えるべきです。
既存製品をリニューアルする場合には、前回からどこが変化しているのかを考えます。ここでは顧客の求めるものは考えず、自社で何を・どこをアピールするかについて考えます。
そのため、Productについて考える前の段階でわかっている、市場の中で自社や自社製品がどのような立ち位置にいるのかが重要になってきます。

4P分析におけるPrice(価格)

“自社製品を販売する価格を決めます。価格を決定する要素は、競合他社の製品・市場相場、ターゲット層などです。
価格を決定するまでには、
・製品価値に対して適切な価格か
・ターゲット層が買いたい(買える)と思う価格か
・利益を得られる価格か
・価格面で競合他社と差別化できるか
・競合他社製品・市場相場に対して適切な値段であるか
などを考えます。
自社製品が競合他社製品に対して標準的な製品であれば価格も市場相場位になりますし、機能や保証を削って安価にしたり、高い品質やブランドイメージを持つ製品に高価な価格を設定したりして価格面での差別化をするという考え方もあります。

4P分析におけるPlace(流通)

“製品を流通させるために流通経路や販売場所を決めます。
それらを決定するまでには、
・製品をどこで売りたいか
・最終的に誰が販売するか
・狙ったターゲット層に提供できるか
・製品の特徴やイメージに合っているか
・競合他社と差別化できるか
などを考えます。
流通を考える上で、コストを抑えながら円滑に顧客へ届けることが主な目標となりますが、製品のイメージにも大きく関わります。例えば、同じ製品でも、コンビニで売るか百貨店で売るかではイメージに大きな差が出ます。

4P分析におけるPromotion(プロモーション)

“製品をどのようにして知ってもらうか、そうすれば使い続けてもらえるかを考え、販促方法を決めます。
プロモーションを決定するまでには、
・どのような広告の媒体を使用するか
・どのように情報発信をするのか
・狙ったターゲット層に効果的なプロモーションは何か
・費用対効果の良い方法は何か
・予算はどのくらいか
などを考えます。
具体的な方法としては、代表的なCMや広告のほかにもSNS,メルマガ,イベントなどがあり、目的や製品の特性、予算規模によって使用する媒体を使い分けることが求められます。

事例紹介

カップヌードルで有名な日清食品の米国進出時のマーケティング・ミックスを紹介します。

参照:池上重輔(2007)『マーケティングの実践教科書[実務入門]』日本能率協会マネジメントセンター

1970年「トップラーメン」を投入した時

(以下リストにする)
・Product(製品):米国に馴染みのない「ラーメン」を名前にする
・Price(価格):25セント
・Place(流通):東洋人系食品店、スーパーのオリエンタルコーナー
・Promotion(プロモーション):店頭試食(冷蔵庫の残り物を入れる)食べ方が話題に

このような施策で月50万食ほど売れました。1966年に投入された「チキンラーメン」がほぼ売り上げゼロだったことを考えると成功したと言えます。しかし、日本という外国の製品が現地に馴染むような施策を打たず、スーパーでもオリエンタルコーナーの片隅で販売されていたため、人気が伸び切りませんでした。
日清食品はこの時点で満足せず、より良いものを米国に投入するために4P分析を活用しました。それぞれの項目を整理することで改善点を見出し、日本製品が米国で馴染むような施策を考え、3年後のカップヌードル投入に挑みます。

1973年「カップヌードルを投入した時」

(以下リストにする)
・Product(製品):商品名をオリエンタル・ヌードル・スープに,情報不足を補うために調理写真を印刷した紙を容器に巻く,3種類の味を展開
・Price(価格):25セント(カップ麺が普及しだしてきて安価なものが増えたが質とイメージを維持するために据え置き)
・Place(流通):食品スーパー中心,現地の問屋と契約
・Promotion(プロモーション):当時米国で人気だった、’ヌードルスープ’を超えるというキャッチフレーズ、マス広告を使用

このような施策をしたところ、1977年には月1500万食売れるようになりました。4年間でこれだけ成長した背景には、写真付きパッケージの安心感やスーパーのメイン売り場に置くようにしたことがあります。

コンテンツマーケティングにおける4P分析の重要性とやり方

コンテンツマーケティングにおいても4P分析は重要です。
4P分析の目的は「製品を多くの客様に届けるための戦略を立てること」であり、戦略を明確にせず、ただ検索ボリュームだけ見て感覚で作っていたりすると、効果的なコンテンツが作れないからです。
コンテンツを作成する時、コンテンツの内容はコンテンツの機能、デザイン、情報の網羅性、品質などによって変化します。価格はコンテンツの量や外注/内製、会社の規模、予算によって決まります。流通は、コンテンツを自社サイトに蓄積するのか、他社媒体に記載・提供するのかによって流通が決まります。プロモーションは広告をどれだけ打つのか、SNSを活用するのかなどによってプロモーションが決まります。
これらは誰をターゲットにしているか、自社の提供するサービス・商品がどの立ち位置にあるかによって変化します。

コンテンツマーケティングにおけるProduct(製品)

コンテンツマーケティングにおける製品はコンテンツそのものを指します。
・読んだ後どうしてもらいたいか
・他社の類似コンテンツとどう差別化するか
・何を知ってほしいか

コンテンツマーケティングにおけるPrice(価格)

“価格はコンテンツを制作するためのコストを指します。
・どのくらいのリソースを割けるか
・外注するかどうか
・外注する場合、予算はどうするか

コンテンツマーケティングにおけるPlace(流通)

流通はコンテンツをどのようにお客様に提供するかを指します。
・自社サイトにコンテンツを蓄積するのか
・他社媒体に記載・提供するのか

コンテンツマーケティングにおけるPromotion(プロモーション)

プロモーションはコンテンツをどのように露出させていくかを指します。
・どんな広告をどの程度打つか(リスティング広告・ディスプレイ広告・アドネットワーク・DNP・SNS広告・記事広告・動画広告・インフルエンサーマーケティング・位置情報広告など)
・どのSNSをどう活用するか(Twitter・Instagram・note・Facebookなど)

4P分析を用いてやりたいことを明確にしよう

4P分析はお客様に製品を届け、使い続けていただくために戦略を立てる手助けとなるものです。4P分析のやり方や成功例から、自社のサービス・商品にどう適用したらいいかを考えて、活用してみてください。

やり方がわからない場合やうまくいかないことがありましたら、ぜひサイトエンジンにご相談ください!

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