fbpx

コラムとは?分かりやすくて面白いコラムの書き方・構成のコツを紹介

「コラム記事」「コラムニスト」などの形で使われる「コラム」という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。コラムの定義と、面白いコラムを書くためのコツ、構成方法の基本を紹介します。マーケティングにおいて、企業がどのようにコラムを利用して集客できるのかという点も確認しましょう。

「コラム」とは何か

まずは「コラム」という言葉の定義を確認しておきましょう。似た意味で用いられる「エッセイ」との違いも解説します。

ライターの意見が書かれた「評論文」「囲み記事」

コラムとは、新聞や雑誌に掲載される短い「評論文」や「囲み記事」のことです。Webメディアに掲載される記事の中にも「コラム」と呼ばれるものがあります。

その特徴は「ライターの意見が書かれている」という点です。ニュース記事などのように客観的な事実を述べるだけではなく、ライターの考え方や評論を述べる文章をコラムと呼びます。

その意見には、しっかりした「根拠」や「論理性」があることもコラムの特徴です。

コラム(column)は英語で「柱」「縦列」などの意味がある単語。この単語がコラム記事を指すようになったのは、「縦の欄」を使った連載記事が、イギリスの新聞「ロンドン・アドバイザリー・リテラリー・ガゼット」に掲載されたことに由来するとされています。

エッセイとの違いは?

コラムと似たような場面で用いられる「エッセイ」とは、自由形式の文章のことです。

コラムのように「意見を述べなければならない」「論理や根拠が必要」などの制約が一切なく、思ったことを自由に描いた文章をエッセイと呼びます。

筆者の「日常の一コマ」を記したり、根拠などを特に示さず「ただ思ったこと」を書いたりなど、コラムよりも自由度が高いのが特徴です。

エッセイの中で評論や根拠のある意見を述べたとしても、エッセイでなくなるわけではありません。ほぼ「何でもあり」なのがエッセイなのです。

面白いコラムを書くための3つのコツ

コラムの面白さは、どんな意見を述べるかという「内容」に大きく依存しますが、基本的なコツを押さえておくことで、面白い内容を考えやすくなるでしょう。

面白いコラムを書くための基本的なコツを解説します。

読みやすさ・分かりやすさを前提とする

文章が読みやすくて分かりやすいことは、面白いコラムの大前提です。

どんなに内容が面白くても、読みにくくて意味が分かりにくい文章でそれを表現してしまうと、その面白さが読者に伝わらなくなってしまいます。

「読みやすく」するためには、漢字ばかりにしないことや、適宜改行するなどの工夫をして、文章の「見た目」を整えることが基本です。

さらに「分かりやすく」するには、見た目を整えるだけでなく「文章の構成」にも気を配ることが重要。先に結論を短く述べてから、その後に背景情報や根拠などを述べるという流れが、分かりやすい構成の基本とされています。これは記事全体の構成だけでなく、「見出しごと」や「一行ごと」の構成においても気を付けるべきポイントです。文章の全体でも細部でも、できるだけ「結論→根拠」という流れで書くことを意識しましょう。

難しい単語はできるだけ避けて、読者にあまり知られていない専門用語は必ず意味を説明するなどの配慮も必要です。

分かりやすい構成方法について詳しくは「3種類を紹介!コラムの書き方・構成理論」の項目を参照してください。

ペルソナ設定―「誰に向けて書くか?」

コラムを書き始める前に、対象とする読者の「ペルソナ」を設定することも重要です。

ペルソナとは、対象とするユーザーの具体的な人物像のこと。性別や年齢層、職業、どんな理由で何を知りたいと思っているかなどを具体化した、架空の人物イメージです。

ペルソナを設定してから書き始めない場合、「だれにでも受け入れられるように書く」ことになってしまうでしょう。その結果、必要以上に詳しく説明しすぎたり、読者の必要を満たせない内容の薄い記事になってしまったりなど、記事の質が低下しやすくなります。

特定の読者を想定して書くことで、読者の満足度を高める面白い記事を書きやすくなるのです。

ネタ・テーマの選択―「共感を得る」

ペルソナを設定したら、コラムで取り上げるネタやテーマを決める段階です。

設定したペルソナに対して「共感」されやすいネタやテーマを選ぶことも、面白いコラムを書くための重要なポイントです。

読者の共感を得やすい記事は、特に「SNSでシェアされやすい」という傾向があります。現代において、SNSでシェアされるかどうかは、記事が多くの人に読まれるかどうかを決める重要な要素です。

ペルソナとして設定した人物が感じている「悩み」や「あるあるネタ」などをテーマにすることで、共感されやすいコラムになるでしょう。

読者が「私も同じだ!」「分かる分かる…」と共感できるような内容を意識して、コラムのネタやテーマを選んでみてください。

3種類を紹介!コラムの書き方・構成理論

コラム記事のペルソナやテーマが決まったら、具体的な構成を決めていきましょう。コラムの構成を考える上で参考にすべき構成理論を3つ紹介します。

分かりやすい文章の基本「序破急」

序破急(じょはきゅう)にそって作成することで、分かりやすくて説得力のある記事にしやすくなります。

序破急とは、序論・本論・結論で構成する「三段構成」のこと。学術論文などでも用いられる論理的な文章の基本であり、世界中で用いられている構成方法です。

序破急では、以下のような流れで文章全体を構成していきます。

  1. 序(序論):記事のテーマや目的を示す
  2. 破(本論):話の本題。テーマについて詳しく説明する
  3. 急(結論):結論やまとめを述べる

序論でテーマを明確にすることで、本論の詳しい説明で何を言いたいのかが分かりやすくなり、結論で重要な点が強調されて、記事の内容が記憶に残りやすくなるという流れです。

「序破急」は、元々は文章の構成方法を示す言葉ではなく、日本の「雅楽」で用いられていた用語。世界的なスタンダードである「三段構成」と本来は無関係の言葉ですが、類似性があるため、日本では同じことを指して用いられています。

序破急は分かりやすい文章の基本として、多くのコラム記事でも用いられている構成方法です。

具体例がある「PREP法」

PREP法(プレップ法)は、ビジネスシーンで利用されることが多い構成方法です。以下の4つの要素の頭文字から来ています。

  1. 結論(Point):話の要点・言いたいこと
  2. 理由(Reason):要点を裏付ける根拠・理由
  3. 具体例(Example):詳しく説明するための具体例や、データなど
  4. 結論(Point):もう一度、話の要点・言いたいことをまとめる

以上の順番で話題を組み立てていく構成方法です。文章や段落の始めに要点、つまり「何が言いたい」を簡潔に述べてから、その理由や具体例などの背景情報に移ります。

先に理由や具体例などの背景情報から書き始めてしまうと、「その具体例から何を読み取ればいいのか」が分からず、読者の混乱を招いてしまうでしょう。先に「何が言いたいか」を述べることで、理由や具体例の説明に移っても読者は混乱せず、スムーズに読み進むことができるのです。

「PREP法」では、ただ「理由」を述べるだけでなく「具体例」も使って、話に説得力を持たせることがポイント。

そして最後に再び要点を強調することで、具体例などの「枝葉の話題」にそれたままにせず、話を本題に戻して終わるという流れです。

途中で視点を変える「起承転結」

起承転結(きしょうてんけつ)は、元々は「漢詩」の構成方法ですが、日本においては文章や物語の構成方法としても知られています。

ほぼ序破急と同じ構成ですが、結論の前に「転」が入ることが特徴です。

  1. 起:記事のテーマや目的を示す
  2. 承:話の本題。テーマについて詳しく説明する
  3. 転:話の視点などを変える
  4. 結:結論やまとめを述べる

転の部分で話の視点を変えるなどの形で「転じる」「変化する」内容を書きます。「起」と「承」で取り上げた問題点の解決策を示すなどの形で、それまでの内容を「転じる」部分です。

起承転結は主に物語などに使用されるので、コラムにおいては奨励されないこともありますが、テーマによっては役立つ構成方法です。構成を考えるための「引き出し」の一つとして、覚えておいて損はないでしょう。

コラムを書く上での注意点

コラムを書く上で避けるべきことや、「ダメなコラム」にならないために注意すべき点を解説します。

「伝聞」ではなく自分の意見として述べる

コラムでは、誰かの意見として述べる「伝聞」の表現を基本的に使わないようにしましょう。

既に述べたとおり、コラムは「ライターの意見を述べる」ものです。「~とのこと」「~だそうです」などの表現ばかりを使用し、自分の意見が述べられていない文章は、コラムにふさわしくありません。

他の人の意見を「参考として」取り上げる程度なら問題ありませんが、できるだけ自分の意見を述べること意識して執筆しましょう。

論理的思考で書く

コラムでは、根拠や論理的思考に基づいて説得力のある意見を述べるように心掛けましょう。

自分の意見を述べるのがコラムの特徴とはいえ、「私は~と思います」など、単なる主観ばかりを述べるのではなく、しっかりとしたリサーチに基づく根拠や、論理的な理由付けを十分に示すことが重要です。

セルフチェックを忘れず、「矛盾はないか」「情報は正確か」「話の流れはおかしくないか」などの点を確認しながら、論理的なコラムを書くようにしましょう。

企業ブログのコンテンツとコラムの役割

企業の公開する「ブログ」や「オウンドメディア」にコラムを掲載している事例を紹介します。企業にとってコラムにはどのような役割があるのかを確認しましょう。

企業とユーザーの関係性をつくる

コラムには、企業やサービスの認知度を高め、顧客との「関係性」をつくる役割があります。「サイボウズ式」というメディアは、その良い例です。

「サイボウズ式」は、チームの情報共有やコミュニケーションをサポートする「グループウェア」などを開発・提供しているサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアです。

自社の商品であるグループウェアを直接アピールするのではなく、共感を得やすいテーマを取り上げたコラムを多く公開。コラムで「多くの人に認知されやすい仕組み」を実現し、見込み客との関係性をつくることで、問い合わせの増加などにつなげている事例です。

ユーザーの悩みや疑問に答える

悩みや疑問に答えて解決策を示すコラムを活用している事例もあります。その良い例は「経営ハッカー」というメディアです。

経営ハッカーは、クラウド型の会計ソフトで知られるfreee株式会社が運営するオウンドメディア。会計や税務、会社経営などに関する悩みや疑問に答えるコラムを多く掲載しているのが特徴です。

会社経営に関する疑問をインターネットで調べる人に、問題を解決するツールとして自社の会計ソフトを紹介することで、利用者を増やすことにつなげています。

まとめ

コラムとは、ライターの意見を述べる文章です。面白いコラムにするためには「分かりやすいこと」を前提とし、読者に共感されやすい内容を意識しましょう。

企業にとってコラム記事は、新規問い合わせを増加させるために役立つマーケティングツールの一つでもあります。文章の構成理論も参考にしながら、分かりやすくて面白いコラムを制作していきましょう。

資料ダウンロード申し込み

Scroll to Top