fbpx

Cookieシンクとは?Piggyバックとの違いを含めて詳しく解説

ターゲティング広告やDMPでは「異なるCookieIDを関連付ける」ことが必要な場面があります。そのために活用されている「Cookieシンク」という技術について知っておきましょう。類似の技術である「Piggyバック」についても詳しい流れを解説し、両者の違いを分かりやすく説明しています。

Cookieシンクとは

Cookieシンク(クッキーシンク)とは、同じユーザーに対して別々に発行されたCookieIDを関連付けて、データとして一つにまとめる技術です。

Cookieは、使い方によっては同じユーザーに対して別々のIDが発行されることがあります。その状態のままにしておくと、データ上は全く別人の扱いになってしまい、データを適切に分析できません。

同じユーザーの履歴データを適切に収集するには、別々に発行されたCookieを一つに統合する必要があります。そのために使われる技術がCookieシンクです。

そもそもCookieとは

Cookieとは、ユーザーがインターネットを閲覧している際にブラウザに入力した情報や、閲覧履歴などのデータを保存しておく仕組みです。

例えば申込み画面に入力している途中でブラウザを閉じたり、別のサイトに移動したりなどの操作をしても、Cookieが機能することによって、入力された内容を保存できます。

ユーザーの利便性を向上したり、閲覧履歴のデータを収集してマーケティングに役立てたりなどの目的で、広く活用されている技術です。

Cookieについて詳しくは以下の記事で解説しています。

関連した記事:cookie(クッキー)とは?マーケティングにおける重要性と注意点

Cookieを連携させる重要性・メリット

Cookieシンクなどの技術を使って「Cookieを連携させること」は、なぜ必要なのでしょうか。

Cookieの連携は、ターゲティング広告や市場調査、DMPなどで利用されています。

「ターゲティング広告」とは、特定のジャンルに興味を持ちそうなユーザーだけを狙って配信する広告です。ユーザーの興味やニーズを判断するための基準となるデータを収集するために、Cookieの連携が必要な場面があります。

さらにCookieの連携は、マーケティングだけでなく「市場調査」などの統計データ取得のために利用することも可能です。

「DMP」とは、データ収集・管理するためのプラットフォームです。自社の保有する顧客データと、他のサイトでの行動履歴などを結びつけて管理する機能がありますが、そのためにCookieの連携が利用されています。

このようにCookieの連携は、さまざまな場面で利用されている重要な技術なのです。

Piggyバック(ピギーバック)との違い

Cookieシンクと同じように、Cookieを連携させる技術としてPiggyバック(ピギーバック)が知られています。

異なるCookieIDを「関連付けて一つにまとめる」という点は同じですが、その仕組みが少し異なっています。

大きな違いは「サーバー同士の連携の有無」という点です。Cookieシンクはサーバー同士で事前に設定し、Cookieを連携する仕組みをつくっておく必要がありますが、Piggyバックにはその必要がありません。

Piggyバックはサーバー上ではなく「Webサイト上」に連携の仕組みをつくっておくので、Cookieの連携はユーザーの使用するブラウザ上で行われます。サーバー同士で直接データのやり取りをする必要がないのです。この点で利便性が高いことから、CookieシンクよりもPiggyバックの方が多く利用されています。

この違いを詳しく確認するために、以下からCookieシンクとPiggyバックそれぞれの仕組みの詳細を見ていきましょう。

Cookieシンクの仕組み

まずはCookieシンクの仕組みと、連携の流れを詳しく解説します。

1. 事前に「サーバー同士で」連携する仕組みをつくる

例えば「サイトA」と「サイトB」のCookieを連携するためにCookieシンクを活用する場合、事前にそれぞれのサーバー同士で、連携するための設定が必要です。

サーバーのシステムを調整する必要があるため、準備に手間と時間がかかるのが特徴です。サーバー同士の相性が悪いと、連携できない場合もあります。

次のステップから、実際にCookieシンクの動作がスタートしてからの流れを見ていきましょう。

2. Webサイト閲覧時にCookieIDが発行される

ユーザーが「サイトA」を閲覧している際、サイトAのサーバーは、その閲覧履歴や入力内容を保存するために「CookieID」を発行します。

このIDを「CookieID:A」と仮定しましょう。通常なら、このCookieIDは「サイトA」のサーバー上に保存されるだけですが、Cookieシンクを利用することで、その情報を「サイトB」のサーバーとデータ連携できます。

連携する流れは次のステップです。

3. サーバー同士でCookieIDを連携する

サイトAが「CookieID:A」を発行した際、その情報がサイトBのサーバーにも送信されます。

「CookieID:A」を受け取ったサイトBのサーバーは、ユーザーがサイトAを閲覧しているブラウザに対して、自社のCookieIDとして「CookieID:B」を発行します。

サイトBのサーバー上では、事前に「CookieID:A」と「CookieID:B」が同一ユーザーのものであると記録してあるので、二つの異なるCookieIDを関連付けることができるのです。

Piggyバックの仕組み

次にPiggyバックの仕組みを詳しく見ていきましょう。

1. 事前に「Webサイト上に」連携する仕組みをつくる

同じように「サイトA」と「サイトB」のCookieを連携するケースを例に考えましょう。Piggyバックの場合は、サーバー同士の事前設定は不要です。

連携したいWebサイト上にPiggyバック用の「タグ」を設置しておきます。この場合は「サイトA」に、Piggyバック用のタグを設置するとして、データ連携の流れを見ていきましょう。

2. Webサイト閲覧時にCookieIDが発行される

ユーザーが「サイトA」を閲覧している際、Cookieシンクの場合と同じように、サイトAのサーバーでは、その閲覧履歴や入力内容を保存するために「CookieID」が発行されます。

このIDも前述の例と同じように「CookieID:A」としましょう。Cookieシンクではこの後、サイトAのサーバーから、「CookieID:A」の情報が、サイトBのサーバーに送信されましたが、Piggyバックではそれが不要です。

サーバー間で情報をやり取りすることなく、Cookieを連携できます。その詳しい流れについて、次のステップで見ていきましょう。

3. Webサイト上にあるPiggyバック用のタグが発火する

ユーザーが「サイトA」を閲覧している際、あらかじめ設置しておいたPiggyバック用のタグが自動的に作動(=発火)します。この発火によって、サイトAが発行した「CookieID:A」の情報が、サイトBのサーバーにも送信されるという流れです。

この時、サイトBのサーバーからのCookieIDとして「CookieID:B」も発行されます。この流れなら、サイトBは「CookieID:A」と「CookieID:B」が同一ユーザーのものであることを記録しておけるので、二つの異なるCookieIDを関連付けできるのです。

まとめ

CookieシンクやPiggyバックのように「異なるCookieIDを関連付ける技術」は、マーケティングや市場調査に欠かせない存在です。

広告配信サービスやDMPを利用する際には、自分でその詳しい設定をしなくても、自動的にCookieシンクやPiggyバックが活用されている場合があります。Cookieを活用する際は、プライバシーへの配慮や、ユーザーの同意を求めるなどのルールを守ることも必要です。

サイトエンジンでは、Cookieの扱い方を含めたメディア運営に関する質問やご相談を受け付けています。まずはお気軽にお問合せください。

資料ダウンロード申し込み

Scroll to Top