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キュレーションメディアとは?ビジネスモデルや成功事例、作り方を解説!

キュレーションメディアとは?ビジネスモデルや成功事例、作り方を解説!

2021.03.25
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サイトエンジン編集部
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キュレーションメディアはネット上にあふれた膨大な情報を取捨選択し、ターゲットのユーザーに届けるネット時代ならではのメディアです。本記事ではキュレーションメディアの定義やメリット・デメリット・作成方法・運用方法などを紹介していきます。

キュレーションメディアとは?

キュレーションメディアとは膨大なネットの情報から、メディアのテーマに合ったものを収集・厳選して、さらにその情報を独自に編集して配信するメディアです。現在、メディアのテーマは多岐に渡り、例えばエネルギー関連の情報のみを収集し、配信するようなメディアも存在します。なおキュレーションメディアにおいて情報を収集する人を「キュレーター」と呼びます。

キュレーションメディアの役割とビジネスモデル

キュレーションメディアの役割はユーザーの代わりに最良の情報を収集することで、ユーザーの時間を節約することにあります。各個人がネットにあふれた膨大な情報を収集していると、多くの人の時間が無駄に使われることになります。そこでキュレーターと呼ばれるプロが代わりに情報を収集し、最適な形で分かりやすくユーザーに届けることで、多くの人の時間を節約するのがキュレーションメディアの役目です。一方、企業は運営するキュレーションメディアに他社の広告を掲載することで、収益を上げることができます。最近では、メディアに有料の自社の記事やオリジナル動画を配信することで収益をあげている企業も存在します。

キュレーションメディアの種類

キュレーションメディアには大きく2つの種類があります。ここではそれぞれの種類について詳しく紹介していきます。

総合型キュレーションメディア

総合型キュレーションメディアは「SmartNews」に代表されるジャンル横断型のキュレーションメディアです。グルメやコラム、経済、美容、芸能、政治、ネット、IT、暮らしなど、様々なジャンルの情報を1つのメディアで配信するのが特徴です。ジャンルを限定していない分、ターゲットを幅広く設定でき、多くの来訪者(ユーザー)を獲得できます。ユーザーにとっては情報全般を1つのメディアで収集できるため、新聞の一般紙のように利用できるメリットがあります。

特化型キュレーションメディア

特化型キュレーションメディアはあるジャンルに特化して情報を配信するキュレーションメディアです。例えば、「EnergyShift」はエネルギーと気候変動に特化して情報を発信するキュレーションメディアです。特化型のメディアはターゲット(パイ)が狭くなってしまう一方で、以下のようなメリットがあります。

  1. 扱う情報量が少ないため低コストでの運用が可能
  2. ジャンルによってはニッチビジネスが可能

資本の少ない中小企業やベンチャー企業がキュレーションメディアを始めるなら、「EnergyShift」のようなニッチジャンルのメディアを作るのが理想です。

キュレーションメディアの事例

キュレーションメディアには多種多様な形が存在し、テーマもビジネスモデルも様々です。ここではより深くキュレーションメディアを理解するために、代表的なメディアを4つ紹介していきます。

【総合型】LINE NEWS

LINE NEWSはスマートフォンアプリ「LINE」内に設置されているキュレーションメディアです。ITや経済、芸能、アニメ、スポーツ、暮らし、カルチャー、海外情報など多様なジャンルのニュースを配信しています。またLINE NEWS編集部が厳選した8本をまとめたダイジェストを、1日3回受け取れる機能が特徴的です。

【特化型】Startup Times

Startup Times(スタートアップタイムズ)はスタートアップ情報専門のキュレーションメディアです。新規事業や起業関連の情報に加え、スタートアップのプレスリリースやインタビュー記事を掲載しています。Startup Timesの特徴はAIによるニュース情報の収集を行っている点で、キュレーターが不要な分人件費のかからない運営を可能にしています。

【特化型】NewsPicks

NewsPicsは経済に特化したニュースを収集・配信しているメディアで、著名人がニュースに対して投稿したコメントを見られる点に特徴があります。またNewsPicsは月額課金を採用しており、月1,500円の課金ユーザーはNewsPicsのオリジナル記事やオリジナル動画を閲覧するなどの特典を与えられます。

【特化型】EnergyShift

EnergyShift(エネルギーシフト)はエネルギーと気候変動いうニッチな分野をテーマに展開しているメディアです。エネルギーや気候変動関連のニュースやコラムを配信しているほか、エナシフTVというYouTube動画の制作にも力を入れています。キュレーションメディアもビジネスの例に漏れず、低資本で戦う上ではターゲットを絞りニッチな分野で展開していく必要があります。EnergyShiftはそうしたニッチな分野でキュレーションメディアを展開しているため、中小企業やベンチャー企業にとって良いお手本のメディアと言えます

キュレーションメディアの作り方

ここではキュレーションメディアに興味を持ったビジネスパーソンに向けて、キュレーションメディアの作り方を紹介していきます。

1. 事業計画の立案

キュレーションメディアを作る場合、まずは事業計画を作るところから始めます。というのも事業計画は、銀行からお金を借りたり、投資を受けるか否かを別にしても、用意をすることで多くのメリットを得られるからです。例えば、事業計画を作ることで自身のビジネス計画に弱点や欠点がないかを検討することができます。作った計画を計画書に落とし込み、それを社内に共有することで、意思や方針の統一をはかる効果も期待できます。メディアの概要やターゲット、市場分析の結果、自社の強みや弱み、ビジネスモデルなどを洗い出し、計画書に落とし込んでみることで様々な発見があるはずです

2. サイトの立ち上げ

キュレーションメディアのコンセプトや人員計画などの事業計画が決まれば、次にサイトの立ち上げに移ります。キュレーションメディアはwebサイトやアプリで展開することができますが、比較的取り組みやすいのはwebサイトです。webサイトはドメイン(URL)を取得し、サーバー(データの保管場所)を契約すれば、あとはワードプレスなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)でwebサイトの骨組みを作るだけで、運用が可能です。CMSは無料のデザインテンプレートやプラグインで自由にサイトを構築・カスタマイズでき、記事や画像の投稿もメールを打つ感覚でできるため、誰にでも取り組むことができます。また、他社のニュースを掲載・転載したい場合には他社と事前に契約をする必要があります。こうした商談もサイトの立ち上げフェーズでは必要になります。

3. キュレーター及びライターの採用

サイトを立ち上げた後は、メディアを運用していくキュレーターやライターを採用するフェーズに入ります。毎日膨大な情報の中からユーザーにとって適切な情報を取得し、それらを整理・編集する作業には多くのキュレーターが必要となります。また自社オリジナルの記事を作成する場合にはライターの採用も必要になります。なお採用後はキュレーターやライターにサイトの運用を任せることになるので、事前に彼らに渡すためのレギュレーション(禁止事項や運用のプロセスなどをまとめたもの)を作成しておくと良いです。

キュレーションメディアを運営する上での3つのポイント

ここではキュレーションメディアの運営に興味を持った方に向けて、メディア作成における3つのポイントを解説していきます。

法令順守と企業モラルを徹底する

キュレーションメディアを運営する上で大切なのは法令順守と企業モラルの徹底です。キュレーションメディアは他社のニュースなどを情報ソースとする記事も配信するため、著作権の侵害やプライバシーの保護、名誉棄損などに注意する必要があります。また、人を傷つけるような情報など、モラルに反するニュースや嘘の情報を配信すれば、悪質な情報を発信したとして、世間からバッシングされる可能性もあります。そのため、キュレーションメディアを運営するならば、まずは運営上のレギュレーションを定めることはもちろん、キュレーターやライターに理念を共有するなどして、モラルに反しない行動をしてもらうよう徹底する必要があります。

キュレーターの採用にコストをかける

キュレーターの採用にコストをかけることは、キュレーションメディアを運営する上で大切なポイントです。情報を集めて配信するキュレーターが素人では、ターゲットに刺さる正確な情報を収集できません。また収集した情報を分かりやすく編集することもできません。上記のようにキュレーターを素人頼みにすれば、メディアそのものの信頼が地に落ちるほか、訴訟などに発展することもあります。キュレーターはコストをかけてでも、その道に詳しいプロや実績豊富な人にお願いすることをオススメします。

メディア独自の付加価値を明確にする

キュレーションメディアを運営するのであれば、メディア独自の価値を意識する必要があります。ただ情報を集めて要約して配信するようなメディアでは他社にすぐ真似されてしまうため、参入障壁が低いビジネスとなってしまいます。著名な経済学者の解説を付けるニュースの内容を漫画にしてビジュアルで伝える、自社編集部員の解説をYouTubeで配信するなど、自社のリソースやコネクションを活かしたメディア作りを意識すれば、オリジナリティがあり、消費者にとって価値の高いメディアにすることができます。

まとめ

キュレーションメディアはキュレーターと呼ばれる専門家が、テーマとなるジャンルの情報を整理・編集・配信するメディアです。消費者は情報の収集時間を節約でき、運営者は広告や月額課金等のビジネスモデルで収益を得ることができます。ビジネスとして取り組む際は、肖像権等の法律に違反しやすいメディアの形態であることを念頭に、モラルや法律順守の姿勢を社内に浸透・徹底する必要があります。

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サイトエンジン編集部
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