fbpx

DMPとは?その機能と活用シーンを分かりやすく解説

DMP(データマネジメント・プラットフォーム)は、顧客に関する豊富なデータを一元管理し、マーケティング施策の効果を最大化するために役立つツールとして知られています。DMPの機能について、CRMやMAとの違いを含めて確認しましょう。活用シーンの具体例も3つ紹介しています。

DMP(データマネジメント・プラットフォーム)とは何か

DMP(データマネジメント・プラットフォーム=Data Management Platform)とは、ユーザーのインターネット上での行動履歴や顧客データなどを一括管理するツールです。

DMPは収集したデータを基にしてユーザーを分析・分類し、広告、メルマガ、DMなどのマーケティング施策を、ユーザーごとに最適化するために活用されています。主なDMPの種類は、以下の2つです。

  • プライベートDMP
  • オープンDMP

「プライベートDMP」とは、自社のWebメディアやECサイトを閲覧するユーザーの閲覧履歴・購入履歴などのデータを集めて管理できるプラットフォームです。集めた履歴データを自社の保有する顧客情報と連携させて、マーケティング施策を検討するために活用できます。

「オープンDMP」とは、外部のWebサイトやアプリなどによって収集されたデータを一括管理するプラットフォーム。つまりマーケティングに活用するデータを購入できるサービスです。プライベートDMPでは獲得できない膨大なデータを集められることがメリット。データを集めるリソースが不足している場合や、多くのデータを集めることでマーケティング施策の精度を高めたい場合などに活用できます。

CRM(顧客関係管理)との違い

DMPと似た場面で用いられるCRM(顧客関係管理=Customer Relationship Management)とは、顧客との「関係」を維持管理するためのマネジメント手法を指す言葉であり、CRMを実現するために導入されたITシステムのことです。

「既存顧客」や「見込顧客」の情報を適切に管理することで、良好な関係を築いていくために利用されます。

CRMは社内で保有する顧客データを管理することに主眼を置いたシステムであり、基本的に外部のWebサイトやアプリでのユーザーの行動履歴などを取得する機能は含まれていません。CRMにオープンDMPを連携させることで、より多くの情報を利用した精度の高い顧客分析が可能になります。

MA(マーケティングオートメーション)との違い

DMPと混同されやすい言葉としてMA(マーケティングオートメーション=Marketing Automation)があります。

MAは、メルマガ配信やECサイトのクーポン配布などのマーケティング施策を「自動化」して、営業活動を効率化する機能を備えているのが特徴です。CRMと同じように顧客情報を管理する機能もあります。

一方のDMPは「データの収集と分析」に主眼を置いたシステムなので、通常は顧客データとマーケティング施策を「連携」するところまでしかできません。

DMPとMAを連携させることで、マーケティング施策の多くの作業を自動化でき、DMPのデータを効率的に活用できます。

DMPのメリットと重要性

DMPを導入することでマーケティング施策にどのような影響があるのか、そのメリットを確認しておきましょう。

マーケティング施策の精度を向上できる

DMPを導入するメリットの一つは、マーケティング施策の「精度」を高められるという点です。

DMPのデータを活用することで、ユーザーの興味や関心にあった適切な広告やメルマガの配信ができるようになります。全てのユーザーに同じ広告やメールを配信するよりも高い訴求効果が得られ、売上増加が期待できるツールです。

自社の保有する顧客データだけでは判断できないような細かいニーズや興味・関心を分析できることもDMPのメリット。必要なデータを集めるために苦労することなく、DMP会社の集めた膨大なデータを、自社のビジネスに利用できます。

複数の施策を一元管理できる

広告配信やメールマガジンの送信など、別々に管理していたマーケティング施策を「一元管理」できることも、DMPのメリットです。

活用しているマーケティング施策の種類が多いと、それぞれの管理画面にログインして、別々に作業することになるため、手間がかかります。顧客情報と施策を連携させるにも多くの手間がかかるでしょう。

DMPを導入することで、マーケティング施策と顧客情報の管理システムを一カ所にまとめ、マーケティング戦略全体を効率化できます。

DMPを導入する上での注意点・デメリット

DMPのデメリットは、適切に使いこなすためには、データを管理して分析するスキルが求められるという点です。

機能を十分に活用するためには、DMPを適切に運用できる担当者を決め、管理体制を整えるなど、会社組織としての調整をする必要があります。

また、DMPを導入するには「初期費用」や「ランニングコスト」がかかるという点もデメリットの一つです。DMPの導入による売上増加や将来的な収益の見込みが、かかった費用よりも大きくならなければ、損失となってしまいます。

DMPの費用対効果を高めるためには、マーケティングの方向性を十分に計画した上で導入することが重要です。

もう一つの注意点として、オープンDMPを提供する会社の「データの精度」について十分に確認する必要があるという点が挙げられます。データ集め方や質に問題がないかどうか、DMP提供会社の「実績」や「信頼性」などについて十分に確認することが必要です。

DMPの活用シーン

DMPはどのような場面で活用されているのでしょうか。主に以下の3つの場面が挙げられます。

  • ターゲティング広告の配信
  • メルマガの配信
  • Webサイトの最適化

「ターゲティング広告の配信」では、DMPと広告配信サービスを連携させて活用します。DMPによって収集されたデータに基づいて、ユーザーごとのニーズや趣味・趣向を分析し、それぞれに配信する広告の内容を変えることで、効果的な広告配信ができます。

「メルマガの配信」では、自社の保有する顧客情報を分析し、セグメント分けをするためにDMPが活用されます。CRMやMAと連携させることで、セグメントごとに異なるメールを配信することが可能です。例えば顧客を「資料請求のみ」「提案中」「契約済み」などのフェーズごとにセグメント分けし、それぞれに適した内容のメールを、最適なタイミングで自動送信するように設定できます。

「Webサイトの最適化」とは、DMPのデータを利用してWebサイトの内容や機能を最適化するという活用方法です。例えば自社のWebサイトの閲覧履歴や、外部サイトでの行動履歴を基準にして、見込み度の高いユーザーだけにポップアップを表示するという使い方があります。ユーザーを選んで表示することで、ポップアップ機能を「煩わしい」と思われないように工夫し、効果を高める活用方法です。

またDMPはGoogleアナリティクスなどのWeb解析ツールと連携できるので、Webサイトのアクセス解析にも利用できます。Web上でのユーザーの行動を解析し、自社の顧客データと連携させることで、どのようなコンテンツを、どのタイミングで掲載するかなど、Webサイトの方向性を考える上での参考になります。

まとめ

DMPはマーケティング施策を効率化し、精度を高めるためのデータ管理ツールです。CRMやMAツールと連携させることで、マーケティング施策を自動化するための強力な武器となります。適切に運用するためには、十分なマーケティング計画と運用スキルが求められますが、導入することには大きなメリットがあります。運用のコスト面を含めて事前に十分に計画し、導入を検討しましょう。

資料ダウンロード申し込み

Scroll to Top