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最近インプレッションに関して「インプレッションの多いキーワードがあります。これは世結果が出ていると考えていいのでしょうか」という質問を受けたので、ちょっとインプレッションにフォーカスしてみたいと思います。

インプレッションは表示された回数

インプレッションは様々なシーンで使われているデータです。Google広告をはじめとしたCPC広告のデータや、Facebookやツイッター広告で見かけることもあるでしょう。
広告以外では、サーチコンソールのデータの中に「表示回数」として出てきます。
どのシーンでも使われている意味は同じで、「表示回数」を示しています。例えば広告であれば、どれだけの回数、出稿している広告がユーザーに提示されたかを表しています。
データ表記の際は「IMP」などと略されることもあります。

閲覧回数を示すページビュー(PV)との違い

インプレッションの「表示回数」と似ているのが「閲覧回数」を表すページビュー数(PV)です。ページビュー数は、特定のページがディスプレイ上に表示された回数です。

例えばAというサイトのトップページに広告を出稿するとします。広告が複数の広告でローテーションする場合、広告の「表示回数(インプレッション)」は表示率×ページビュー数となります。

逆に、特定のAという対象ページが獲得するページビュー数を計算するために、想定されるインプレッションにクリック率をかけて想定されるページビュー数を出すこともあります。

表示回数を予測できる「リーチ」(Reach)

Facebookやインスタグラム、Twitterなどでインプレッションと深くかかわるのが「リーチ」(Reach)です。これは広告の到達数を示しています。広告や結果表示の対象となるユーザーの数を表しています。Facebookやインスタグラム、Twitterなどではインプレッションは投稿の表示回数となります。検索型の広告やサーチエンジンにおけるインプレッション数は、何回検索されるか、という検索ボリュームがインプレッションのもととなりますが、親和性の高いユーザーのフィードに直接投稿を表示するSNSでは、高いインプレッションを導き出せるかどうかがリーチ(ユーザー数)に左右されます。

媒体ごとに計測の仕方に違いがある

おなじ「表示回数」を表すインプレッションですが、媒体ごとに計測の仕方の違いや、特徴があります。

●FacebookやTwitterなどのSNS
Facebook広告におけるインプレッションは、タイムラインに広告全体が表示されて初めてカウントされます。
TwitterやFacebookでは「投稿の表示回数」がインプレッションを表します。

●サーチコンソールや検索エンジンの場合
サーチコンソールのインプレッションはユーザーが対象のクエリを検索し、結果としてどれだけ表示されたかを表しています。SEO対策のためのデータとしてよく取り上げられる指標ですが、これは、検索結果としてユーザーが閲覧しているページの中で表示対象になっていれば画面上表示されなくても1インプレッションとしてカウントされます。
つまり、検索結果として10位で、ユーザーがスクロールしないと画面上表示されない検索結果の下部に対象のURLがあったとしても、検索結果で表示の対象となった時点でインプレッションがカウントされます。

他の指標と合わせて、インプレッションの役割を知る

インプレッション数だけを漫然と見ていても、取るべきアクションは見えません。
最終的な目標であるコンバージョンに対して、インプレッションがどのような意味を持っているかを理解しましょう。すると問題点が見えてきます。
コンバージョンとインプレッションの関係は以下のように考えることができます。

インプレッション(IMP)×クリック率(CTR:クリックスルーレート) = ページビュー数(PV)

・ページビュー数(PV)× ページコンバージョン率 = コンバージョン数

インプレッションにクリック率(表示に対してどれだけクリックされるか)を掛けることページビュー数がわかり、ページビュー数にページコンバージョン率を掛けることでどれくらいのコンバージョンが得られるかがわかります。ユーザーの流れは以下の通りです。

インプレッション(IMP)>ページビュー数(PV)>コンバージョン(CV)

インプレッションからうまくユーザーをPVに誘導することが重要だとわかります。

インプレッションによくある問題と対策

コンバージョン数を増やすにはインプレッションからできる限り多くのインプレッションを生み出す必要があるとわかります。しかし、「PVが伸びない」という問題が頻繁に起こります。このよくある問題には以下のような2つのパターンがあります。

1. インプレッションは十分にあるのに、ページビュー数につながらない

表示されていてもユーザーに選ばれていないのは、そもそもターゲットとなるユーザーに適切なアピールができていない、もしくはユーザーの求めている情報ではない、という可能性があります。例えば、「壁紙 張替」というキーワードがあります。
自分たちがリフォーム業者であれば、リフォームの内容で広告を出すのによいキーワードだと思うかもしれません。しかし実際は個人のDIYによる壁紙の張替がメインのキーワードだった、ということもあり得ます。そうすると、表示されるのにPVにつながらないという事態になります。
このように、適切なユーザーに対してインプレッションできていないという可能性がわかります。

——–対処法———

「広告の場合」
ターゲットとインプレッションしている情報のずれがあれば広告の内容を修正します。広告のキャッチコピーや説明文を作り替えたり、場合によっては出向しているキーワード自体を見直します。

「検索エンジン対策の場合」
コンテンツの内容を修正したり、表示される文章をよりユーザーにあったものに変える必要があります。検索結果に表示するコンテンツのタイトルやディスクリプションを見直し、少しでもクリックされるように改善を施しましょう。

2.インプレッションが十分になく、ページビュー数につながらない

第一に考えられるのが、キーワードの検索数自体が少なくインプレッション数が伸びないという場合です。この場合は、キーワードの見直しをし、より検索ボリュームのあるキーワードを探すことが重要です。

もう一つが、検索結果の順位が低かったり、ほかの会社に上位を押させられてしまいインプレッション数が伸びない場合です。

——–対処法———

「Google広告などの場合」
リスティング広告では基本的に入札単価によって掲載順位が変わります。適切な入札単価になっているか確認しましょう。しかし、入札金額が高くなりすぎると、クリック単価が上がり、1件のコンバージョンを獲得するまでのコストが高くなりすぎてしまう場合があるので注意しましょう。
それ以外には、広告文の見直しを行い、よりユーザーにとって親和性の高い広告だという評価を得るようにしましょう。1日の予算に上限額を設定している場合は、広告出稿が予算不足で止まってしまっていないかも確認するようにしてください。

「検索エンジン対策の場合」
検索順位の問題であれば、SEO対策をサイトに施し、ユーザーにとってより有益なサイトにすることで検索上位になり、インプレッションを増やすことができます。他の企業に出稿で負けている場合は広告とユーザーの親和性を上げ、出稿金額をコントロールすることで上位表示を目指しましょう。

インターネット広告の中には、インプレッション数をベースにした広告(CPM)もあります。ブランド認知を上げるなど、できる限り露出を重視するような場合に選ばれることも多い広告ですが、インプレッションがすべてクリックされページビューにつながるとは限りません。インプレッションを理解すると今までよりもより正確に広告を選んだり、集客の問題を見つけることができるようになります。
この機会にぜひデータを見直してみてはいかがでしょうか。

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