fbpx

IoTビジネスでの成功方法とは?事例と今後の展望について解説

IoTビジネスの今後の展望について知りたい企業担当者向けに、IoTビジネスの事例と今後の展望について解説します。これからIoTビジネスへの参入を考えており、具体的なビジネス例を知りたい企業は、ぜひ参考にしてください。

IoTとは

loT(Internet of Things)とは、見回りにあるモノがインターネットに繋がっている状態を指します。今までインターネットに繋がっているものといえば、パソコンやスマートフォンなどのデバイスが主流でした。loTは、その対象を私たちが日常的に接するドアやカーテンなどにまで普及させたものです。

loTが実現すると、モノを遠隔地から操作できるようになり、モノ同士で通信しあえるようになります。たとえば今までは人間が製造機械のチェックをしていましたが、loTが普及すると機械自身が「ちょっとここ調子悪いです」と主張するようになります。

また、人間が今まで近くできなかった情報まで数値化できるため、いまだ解明されていない自然現象や生命活動なども詳細に分析できるようになります。これらはloTが実現できる未来の一例でしかなく、さらに高度な未来が到来する可能性もあります。現代は、映画や小説でみたSFの世界が、すぐそこまで来ているのです。

IoTが普及した背景

loTという概念は、iT技術が進歩する前の1999年には既に登場していました。それどころかモノ同士をネットワークで繋げるという考え方自体は、それよりも10年以上も前に登場していました。ただその当時は、構想を実現できるテクノロジーがなかったためそれほど話題になりませんでした。loTが一般的に普及し始めたのは、2010年代後半からです。

2010年代は多くの人がスマートフォンを使い始め、インターネットが一般に普及しました。外出先でも気軽にインターネットを利用できるようになり、モノとインターネットを繋ぐloTの考え方も一般的になりました。そもそもパソコンやスマートフォンもモノの一種ですので、テクノロジーの進化によって、パソコンやスマートフォン以外のモノがインターネットに繋がれるのは、当然の流れといえます。

IoTのビジネスモデルと課金モデル

IoTビジネスは、ビジネスモデルと課金モデルを組み合わせることで実現できます。主なビジネスモデルの種類と課金モデルは以下の通りです。

IoTのビジネスモデル

見える化 デジタルデータとして可視化することで価値が生まれるもの建造機器の位置情報など
省エネ・省人化 省エネや省人化によって、業務プロセスを効率化航空エンジンの省エネ化やメンテナンスなど
コンテンツコンサルティング コンサルティングやコンテンツの省エネ・省人化サービスによってもたらされるコスト削減
カスタマイズの自由 既存製品のソフトウェアを更新し、仕様や機能の選択肢を拡大テスラ自動車など
個別受注生産 個人のニーズに合わせて製品を最適化し価値を拡大ハーレーダビッドソンなど
リモート 遠隔地から操作することで価値が生まれるもの自動運転自動車やドローンなど
シェアリングサービス ヒト・カネといったリソースをシェアすることで価値が生まれるものUberやAirbnbなど

IoTのビジネスモデルは、大きく分けて上記の7種類に分けられます。

この中で最もビジネス的に成功しやすいのが、省エネ・省人化モデルです。成功しやすい理由として、省エネ・省人化モデルは、現代では複雑となった業務プロセスを効率化でき、多大な人員を投入する必要がなくなるからです。また、コンテンツコンサルティングにも繋がる領域のため、より幅広いビジネスを展開できることも理由の一つです。

ビジネスのジャンルによっては、複数のモデルを組み合わせるケースもあります。

IoTの課金モデル

従量課金型 利用した分だけ料金を徴収
サブスクリプション型 一定期間ごとの定額料金を徴収
個別サービス型 サービスごとに料金を提示

IoTビジネスでは、ビジネスの特徴に応じて課金モデルを決定します。たとえば省エネ・省人化は、月ごとに料金を設定できるサブスクリプション型との相性が抜群です。一方、短期的にサービスを提供する場合は、個別サービス型の方がよいでしょう。複数のモデルを採用できる場合は、後発企業が採用する課金モデルに応じて適時修正していくことをおすすめします。

IoTビジネスで成功するための3つの要素

IoTビジネスで成功する要素を3つご紹介します。運用する際の参考にしてください。

インターフェース

loTビジネスを手掛けるうえで重要なのが、ユーザーインターフェースです。どんな人が操作しても分かるレイアウトや内容、結果であることが、価値あるサービス提供の土台となります。特に業務や顧客によって変わるニーズやオペレーションに対して、どれだけ適切な答えを返せるかが重要です。

ソフトウェア

自社開発したソフトウェアを利用することで、他社サービスとの差別化を図れます。IoTのビジネスモデルを複数組み合わせられるなど、多様なニーズに対応できるものを開発する必要があります。

導入後、メリットやリターンをしっかり得られることが重要です。内製化すると、門外不出の自社資産になります。

データ

loTビジネスでは本当に価値あるデータを集め、活用することが大切です。loTから大量のデータを収集しても、活用できなければ意味がありません。

他社と比較して、より正確で活用幅が広いデータを提供することが重要になります。自社だけが活用できるデータがあれば、競合を出し抜いて有利なポジションを確立できます。

IoTビジネスの事例

IoTビジネスは、多くの企業に導入されています。成功事例をみて、導入に活かしていただければ幸いです。

工事現場の作業効率化

小松製作所のスマートコンストラクションは、建設用機器に搭載されたカメラやセンサーから現場の状況を3Dデータで収集し、ドローンでの測量などに活用できます。スマートフォンアプリからクラウド経由でさまざまなデータにアクセスできるため、進捗状況の把握も簡単です。loT化してICT施工を効率化したい企業におすすめです。

生産設備の故障検知

KDDI株式会社のKDDI IoTクラウドでは、loTセンサーを生産設備のメインモニターに取り付け、温度や振動値などをクラウドに保存し、インターネット経由で確認できます。収集したデータを詳しく解析し、設備ごとに最適な分析モデルを作成することで、故障予兆も検知可能です。設備の故障を未然に防げるため、作業工数やコストを削減できます。

5Gを活用した自動運転機能

5Gを活用した自動運転の事例では、車内に監視・制御用のカメラを実装して、遠隔制御室へ映像を送信しています。遠隔制御室では、送信された映像を解析し、自動車が停止するなどのトラブルが発生する場合に、制御室のハンドルやアクセルで遠隔運転できる仕組みです。

自動運転を行うには周囲の詳細な3Dマップデータが必要ですが、4G以下では実用的なデータ通信を行えませんでした。自動運転は、5GとloTの隆盛を予感させる新技術です。単なる無人運転のみならず、そこからさまざなビジネスに派生できる可能性があります。2021年現在は一般化されておらず、検証を進めている途中です。

ゴミ箱の残量監視

観光地では、ゴミ箱を設置してもすぐにゴミでいっぱいになるため、KDDI IoTクラウドを用いて、ゴミ箱の残量監視できるloTゴミ箱を開発しています。1分ごとに残量データを送信し、80%を超えた時点で担当者に回収命令がだされる仕組みです。いつでもゴミを捨てられるためユーザーの利便性があがりますし、最適なタイミングでゴミを収集できるため担当者の負担も軽減されています。

IoTビジネスの今後の展望

IoTビジネスはできることが多く、アイデア次第で膨大なキャッシュを生む可能性があります。まだまだ発展途上の段階ですが、今後さらに注目を集めていきます。特に日本は人口減少や少子高齢化により省エネや省人化が必要になりますので、loTの市場も大きくなると考えられます。将来的にITと関わりのない分野にも普及すると予想されますので、今から準備しておくことをおすすめします。

まとめ

loTビジネスは人々の利便性を向上させ、ビジネス的にも大きな利益を生む可能性があります。現在でも建築現場におけるICT施工などで大きな成果をあげており、自動運転が一般化すれば関連サービスも増えます。膨大なビジネスチャンスが隠れていますので、7つのビジネスモデルと3つの課金モデルの特徴をしっかりと把握して、自社事業に活かしていきましょう。

資料ダウンロード申し込み

Scroll to Top