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ロジカルシンキングの手法と効果、活用方法をご紹介

論理的思考(ロジカルシンキング)とは、ビジネススキルの中核をなすものであり、重要なスキルです。 物事を深く、かつ迅速に捉え、誰にでもわかりやすく伝える為の筋道が通った考え方のことです。すべてのビジネスシーンで活用でき、社会人として必要不可欠のスキルです。

ロジカルシンキングは、論理的思考を指し、何かを説明する際に有効な考え方です。大きく分けて3つあり、「演繹法」「帰納法」「弁証法」がよく使われます。身に付けることにより、伝える相手を納得させることが可能になります。自分の頭の中で考えたことを、相手に伝えるためにどう伝えるか?を考えた時に、論理だけでなく合わせて情緒も考える必要があります。

ロジカルシンキングとは

論理的思考と訳されるロジカルシンキングは、物事を体系立てて整理するための思考法として、ビジネスシーンで注目を集めています。社内でのプレゼンテーションや会議での発表、社外での顧客に対するセールスや取引先との交渉の場面でも必要になります。

課題や問題について、あなたは下記のような思考ができているでしょうか。

  • 要素別に仕分けして結論を導き出す
  • さまざまな視点から分析を行い、解決策を検討する

ロジカルシンキングの代表的な手法

代表的な手法として、演繹法(えんえきほう)・帰納法(きのうほう)・弁証法(べんしょうほう)があります。

演繹法

三段論法とも言われます。「人間はいつか死ぬ(事実)」→「ソクラテスは人間である(観察事項)」→「ソクラテスはいつか死ぬ(結論)」という三段論法は有名です。ソクラテスは人間なので、必然的に死に至ることがわかります。

演繹法は「ルール」(または一般論)と「観察事項」の2つの情報を関連付け、そこから結論を必然的に導き出す思考法です。既に知っている情報に新しい情報を組み合わせて結論を出すという、最も自然な思考方法です。

ただし、注意したい点として、ルールや一般論が間違っていたり、論理が飛躍してしまったり、当てはめるべきではないルールを観察事項に当てはめてしまった場合、間違った結論を導き出してしまう可能性があります。

帰納法

帰納法は、論理展開が演繹法とは逆の手法です。複数の事実から分かる傾向をまとめて、相手に「納得感」を与える一般論を導き出します。「TV・新聞などの報道」・「SNSやサイトの掲載情報」・「知人・友人の口コミ」など複数の情報から、「情報をまとめると、こうである」という1つの結論を出します。

ただし、注意したい点として、帰納法で導き出される結論は、あくまでも様々な事実や情報の傾向をまとめたものであって、普遍的な事実ではありません。三段論法で必然的に結論が出てくる演繹法とは異なり、帰納法で有用な結論を出すためには、ある程度の知識が必要です。一定以上のサンプルや事例の数があれば帰納法は効果的です。

弁証法

弁証法は、対立する2つの意見を統合して、より優れた案を見出すことです。ビジネスシーンのあらゆる議論の場で弁証法を使うことができます。対立する2つの意見がある時、二者択一や是か非かといった、どちらか一方を排除する議論ではなく、2つの意見を保ちながら第3のより良い意見へ高めてゆくという議論の仕方になります。

また、あえて反対の意見を述べることでアイデアをブラッシュアップできます。有益な議論を行うための方法として弁証法を活用できます。

ロジカルシンキングのメリット・デメリット

ロジカルシンキングを身につけるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

論理的に思考できるということは、人と情報共有をする際にも論理立てた説明ができるため、自分の考えが相手に伝わりやすくなります。

また、何か問題が起こった時に原因を特定したり、解決策を見つけたりする能力が上がります。

  • 問題解決能力が高まる
  • 分析力が向上する
  • コミュニケーション能力が高まる
  • 生産性が上がる
  • 提案力が身につく

ロジカルシンキングのデメリットはあるのでしょうか。

  • 前提が存在しない
  • 前提そのものが間違っている

ロジカルシンキングはフレームワークという点で、限界があります。ロジカルシンキングにおける注意点を知らずにいると、思考の迷路に入り込んでしまい、結論がいつまで経っても出ない可能性があります。そもそも「前提」がない場合があること、「前提」が変われば正解も変わること、裏付けとなるデータ(事実)は無数に存在すること、論理を展開する「視点」は1つではないことなどが注意すべきポイントです。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキング、ラテラルシンキングの違い

ロジカルシンキングには限界があるため、ロジカルシンキングを補うのが、クリティカルシンキングの立場です。前提次第で結論が異なる場合、前提を批判的に検証して、前提の内容を入れ替えるのがクリティカルシンキングの役割です。

または、「根拠の選択」や「要素の分解(因数分解)」も、クリティカルシンキングを活用して精度がより高まる可能性があります。「それは本当か?」「他にないだろうか?」など疑う視点を持つことと、思考のバイアスからできるだけ自由になるよう意識的に働きかけることが必要です。

ラテラルシンキングも、クリティカルシンキングと同様、ロジカルシンキングを補完する立場です。前提の選択肢を広げるのがラテラルシンキングです。既成概念や常識にとらわれず、新たな前提を選択していくことになります。それにより、新たな商品やサービスを生みやすくなります。

クリティカルシンキングとは

第1に、証拠に基づく論理的で偏りのない思考。第2に、自分の思考過程を意識的に吟味する省察的(リフレクティブ)で熟慮的思考。そして、第3に、より良い思考を行うために目標や文脈に応じて実行される目標指向的な思考である。

http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/2005_01/p103-120.pdf

クリティカルシンキングを活用することにより、常識やバイアスに気づき、視野を広げ、できることの幅が広がります。メディアリテラシーのようないろいろなマスメディア、あるいはインターネット上の情報などを正しく判断する際にも非常に重要な役割を果たしています。

ラテラルシンキングとは

ラテラルシンキングとは、既成の理論や概念にとらわれず、様々な異なる角度から物事を見たり、物事の新しい組合せを考えることで、自由なアイデアを生み出すための思考法です。

詳しくは以下の記事を参照してください。
ラテラルシンキングとは?意味とアイディア思考

ロジカルシンキングに使う思考・整理方法

整理するためには、「分解・集約の徹底」「関連付けの明示」「目的指向」の3つが必要です。複雑な情報は分解・集約しましょう。何らかの関連のある情報については近くに書いたり、線を引いたりして関連性を明示しましょう。つい忘れがちですが、「結果として何を解決したいのか?」という「目的」をまず最初に明確にしましょう。

整理するための方法として、情報を整理・分析するためのMECE・So What?Why So?・ゼロベース思考、関係を整理するためのロジックツリー・ピラミッドストラクチャーなどを活用しましょう。

MECE/フレームワーク思考

  • M:Mutually/相互に
  • E:Exclusive/重複せず
    and
  • C:Collectively/全体として
  • E:Exhaustive/漏れがない

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とは、「漏れなくダブりのない状態」を指し、「ミーシー」または「ミッシー」と呼ばれます。MECEはその意図を達成可能な程度に分解・集約されていれば十分です。逆に、目的がはっきりしていない場合は際限なく迷いが出やすいため、その分解を切り捨てる勇気を持つことが必要です。

例えば新商品を営業する場合、ターゲット設定から始めます。適切なターゲット設定をするためには、MECEを意識することが大切です。性別、年齢、個人/法人、地域などの切り口で分類することが考えられます。そこで「男性・女性の分解でいいか?さらに未成年者の男女、高齢者の男女の分解も必要か?」などの疑問が出てくるはずです。自社の目的や意図に沿う分解するようにしましょう。

話の飛びをなくすSo What?とWhy So?

現在持っている情報(根拠)から結論を導き出すため「So what?」と質問します。「だから何なの? その意味は?」の意味です。また、結論から情報(根拠)を引き出す「Why so?」で問い続けることで掘り下げ、構造的な問題として見えるようにします。この問いを何回も繰り返すことにより、「だから~だ」「つまり~だ」「なぜならば~だからだ」と回答を得ることで、本当の根拠と「何が(どれが)本当の問題なのか」を明確化します。

ゼロベース思考

ゼロベース思考とは、先入観にとらわれることなく、白紙の状態から考える姿勢のことです。思い込みに囚われてしまうと、新しい発想を生み出すことができなくなったり、自分で限界を作り出します。どの人も思考に偏りがあり、その偏りは自由な思考を阻害します。賢い人ほど囚われている「10の思考バイアス」から自由になるためには、意識してバイアスから逃れることが大事です。

「10の思考バイアス」とは、裏付け証拠集め、最新情報の軽視、最新情報の重視、記憶の怠慢、初期情報依存、相関の錯覚、経験の妨害、他責のバイアス、楽観的・希望的観測、不確実性の過小評価です。

ロジックツリー

ロジカルに考える際には、ロジックツリーの活用が効果的です。基本となるロジックツリーには、問題点の原因を掘り下げて考えることで根本的な原因を見つける「WHYツリー」、課題解決の方法を整理して優先順位をつける「HOWツリー」、大きな要素を小さな要素に分解する「WHATツリー」の3つがあります。

ピラミッドストラクチャー

ピラミッド構造とは、トップに結論(仮説)を置き、その下の階層で根拠を並べ、さらにその下の階層で結論の根拠に対する根拠を並べる、ということを繰り返してできる、結論を頂点とするピラミッドのことです。

ロジックを組み立てるアプローチには、ピラミッドを頂点から下に降りながら考える「トップダウンアプローチ」と、下から頂点に上る「ボトムアップアプローチ」の2つがあります。トップダウンアプローチは、「仮説→根拠→事実」と仮説を出発点として論理展開を行う方法、ボトムアップアプローチは「事実→根拠→仮説」と積み上げで仮説を構築する方法です。

ロジカルシンキングを学ぶ

研修で学ぶ

多くのマネジメントスクールでは、ロジカルシンキングを学べるコースを開催しています。物事や考えをわかりやすく伝えるための「思考法」と「ツール(整理し、まとめ、見やすくするための道具、分析手法フォーマット)」を身につけ、聞き手に「結局、何が言いたいの?」と思わせることのない、わかりやすく筋の通った論理形成ができるようになることを目指します。

ロジカルシンキングをコンテンツに活用する

  • 論理に筋道を立てる

  • ロジックをシンプルにする

  • ファクトをベースにする

  • 目的意識を忘れない

  • 相手の立場で考える

マーケティングに関わる業務に就いている方は、データ分析や企画の立案、社内外とのコミュニケーションなど、ロジカルシンキングを必要とする場面が多くあります。

SEOに強い記事を書くために最低限押さえておきたいのは、狙うキーワード、タイトル、構成です。この3つをしっかり調査した上で、ロジカルシンキングをベースにし、コンテンツを書きましょう。SEOで上位に表示されやすくなるだけでなく、読んだ人に伝わりやすい内容になります。

参照:オウンドメディアSEOマニュアル 集客を成功させる15の方法

ロジカルな見出しを立てるー企画の立案・構成案の作成

どんな企画書でクライアントへご提案するか、営業トークを展開できるかによって、成果につながります。ロジカルシンキングを活用し、企画立案に至った経緯や現状の指摘を伝えます。さらにその解決法を提案、その具体的な方法を提示する、この一連の流れに対して整合性を持たせるためにロジカルシンキングはとても有効です。

構成要素を分析→因果関係の明確化

構成案の作成をするには、サジェストキーワード共起語の調査、上位サイトの確認をします。上位表示されている他サイトをチェックして、検索意図を理解することが大切です。

構成案の中には、下記が含まれているか、ロジカルな流れになっているかをしっかりと確認しましょう。

  • 結論、目的
  • 理由
  • 理由を裏づける根拠

ロジカルな選定をするーキーワード調査、サイトのカテゴリ分け

まずは、自社のサイトにあったキーワードをロジカルに選定しましょう。キーワードを探すときの方向性として2パターンあります。書きたいテーマ・ネタが先に決まっており、それに合うキーワードを探すか、または、先に需要がありそうなキーワードを探して、その検索意図に合う記事案・見出しを考えます。記事案の中で、論理的な流れになっているか確認します。また、サイトのカテゴリー分けを考える場合、今までの経験やセンスのみに頼ってカテゴリを検討するのは正しいとは言えません。正しい枠組みを定め、情報にモレ・ダブりのないように正しくセグメントします。この時に「MECE」を活用し、「MECE」に従って適正なカテゴリを検討しましょう。

参照:SEOキーワード選定のコツとおすすめツール!オウンドメディアの記事企画に

クライアントとロジカルなコミュニケーションを

プロジェクトごとにクライアントが変わるケースもあるでしょう。限られたプロジェクト期間の最中に、クライアントと対等の知識量(業界知識・専門用語など)を備えることは不可能です。そのため、限られた知識量でクライアントと対等に議論可能にするために、物事を論理ベースに変換して知識量を補いましょう。

クライアントに「How」を提案する前に「What・Where・Why」で現状を明らかにしましょう。商談をする際に必要な情報を聞き漏らすことなく、まずは整理された状態で、把握することが重要です。

ロジカルシンキングをビジネスシーンで活用する!

現在は「VUCAの時代」と言われており、一寸先の未来すら読みにくい時代です。また、インターネットの発達によって情報が氾濫しているため、1つ1つ情報の「意味合い」や「解釈」が難しくなっています。今後のビジネスシーンでは、数ある情報の中からいち早く重要なものを見抜き、左脳と右脳の両方を駆使して未来の仮説を見出す能力が求められます。

日常的にロジカルシンキングを実践し、身につけましょう。意識して結論から話す、何事も仮説を立てて考えてみる、ゼロベースから考えてみるなど、慣れていくと、ロジカルな思考のスピードが速くなります。

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