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マーケティング・インテリジェンス(MI)とは?その機能と導入方法

マーケティングを効率化するツールとしてMAやBIツールを導入している企業は多くありますがマーケティング・インテリジェンス(MI)というツールについても知っておきましょう。その機能とメリットについて解説します。導入にあたって検討すべき注意点も解説しているので、参考にしてください。

マーケティング・インテリジェンス(MI)とは

マーケティング・インテリジェンス(MI:Marketing Intelligence)とは、市場の動向や自社の状況などの情報を収集し、現状や将来に関する分析をするプロセスのことです。日本語では「市場戦略情報」と訳されます。多くの場合、そのために特化した「分析ツール」のことを指して用いられる言葉です。

マーケティングの判断に役立つデータを自動的に収集し、分析した上で、今後のアクションの方向性を提案してくれるツールです。

そもそも「インテリジェンス」とは何か

英語の「インテリジェンス:Intelligence」という言葉の意味を確認しておくと、MIの定義が分かりやすくなります。

インテリジェンスとは「知恵」や「知性」と訳される英語です。つまり単なるデータや、事実を示すだけの情報以上のものを指しています。データや情報を元にして、役に立つ形に「分析」し、実際のアクションにつなげる「知恵」になるものがインテリジェンスです。

つまりマーケティング・インテリジェンスとは、データを集めて整理するだけでなく、マーケティング判断に役立つ形に変換・分析した上で、今後の方向性を提案できるツールです。

ビジネス・インテリジェンス(BI)との違い

MIと似た名称のツールに、ビジネス・インテリジェンス(BI:Business Intelligence)があります。

BIとは「ビジネス上の」意思決定に役立つ分析をするための、さまざまな種類のツールを指す言葉です。マーケティングに限らず、チームの生産性管理や、異なる部署同士の連携などの目的で使われるツールも含まれています。

つまりBIとは、MIを含む多くのツールを指す言葉です。BIツールの中でも、マーケティングに特化したものをMIと呼びます。

マーケティング・オートメーション(MA)との違い

マーケティングの自動化に利用されているもう一つのツールとして、マーケティング・オートメーション(MA:Marketing Automation)があります。

MAとは、見込み顧客(リード)の獲得・育成・選別を自動化・効率化することを目的に利用されるツールです。

広告やWebサイトから効率的にリード情報を収集し、リードごとに最適化したメール配信をすることで興味・関心を育成し、見込み度の高いリードを選別して営業担当者に引き渡すという「デマンドジェネレーション」の流れを効率化することに特化しています。

MIと同じようにリードに関するデータを管理できますが、マーケティングの方向性を導く提案をしてくれる「インテリジェンス」の機能はありません。それぞれ用途が異なるので、MAとMIを連携させて使用することもあります。

今、MIが重要な理由

MIが重要な理由として「インターネット・デジタル技術の普及」が挙げられます。

マーケティングにおいてインターネット・デジタル技術を活用することが当たり前となった今では、顧客に関する多くのデータを簡単に得られるようになりました。

解析ツールを使用することで、ユーザーのインターネット上の行動履歴や購入履歴などの豊富な情報を元に、マーケティングに役立つグラフや表を簡単に作成できます。

しかしデータを集めて整理するだけでは意味がありません。データの意味を理解し、マーケティング施策の方向性を判断するために「活用」する必要があるのです。

しかし多くの広告やチャネルを同時に運用することが多くなっており、集めたデータを分析して判断をするための手間が多くかかるようになっています。分析に時間をかけていると、ビジネスチャンスを逃したり、改善が遅れたりなどのデメリットにつながることが考えられます。

大量のデータを迅速に、効果的に分析するために、MIの重要性が高まっているといえるのです。

何ができる?MIツールの機能

MIツールの機能について、主な3つのポイントを解説します。

複数チャネルの情報を一元管理

MIツールの基本機能の一つは「情報の一元管理」です。複数のチャネルや部署でバラバラに管理され、複雑化していたデータを一カ所にまとめて管理できます。

広告配信サービスや、アクセス解析ツール、SNS、Eメールなどのデータを自動的に取り込む機能があり、ユーザーIDとパスワードなどのアカウント情報を入力するだけで、簡単に連携可能です。機械学習によって効率的にデータ整理をしてくれます。

MAやCRM、Excelデータなど、社内データとの連携も可能で、取り込めるデータの種類が豊富です。

データを元に「提案」を出力する

MIはデータを集めて管理するだけでなく、AIによる分析によって意味のある「レポート」や「提案」を出力できます。

提案の内容は、ビジネス全般で活用できるBIツールとは異なり、マーケティングに特化していることが特徴です。マーケティング施策を考えるために、すぐに役立つ情報を素早く出力できます。

多くのチャネルや部署のデータを統合した上で提案されているため、マーケティング全体を把握した判断がしやすいことがメリットです。
「どのマーケティング施策の効果があるか」「どの施策予算を削れるか」「ROIを向上するためにはどうしたらよいか」などの判断をする助けになります。

現状を示すレポートだけでなく「成功要因」「失敗要因」など、今後の改善に役立つ分析も出力可能です。

目標設定と進捗管理

「リアルタイム」での提案ができることも、MIツールのポイントです。

設定した目標に対して、どの程度まで進捗しているのかを分かりやすく示し、予定より遅れている場合にはアラートを表示します。

MIツールを使用せずにマーケティング施策の効果性を分析しようとする場合、担当者がレポートを提出する時間を待たなければならない場合もあり、施策を進めながらリアルタイムでの分析が難しいことがあります。

MIツールを使えば、施策がスタートした瞬間から分析できるので、リアルタイムで効果性を計測しながら問題があればすぐに軌道修正できます。

【注意点】MIツール導入にあたり検討すべきこと

注意点として、MIツールをスムーズに導入するために事前に検討しておくべき2つのポイントを解説します。

導入する目的を明確にする

前提としてMIツールを「何のために導入するのか」を明確にしておきましょう。

どのデータを分析したいのか、何を改善したいのかなどを具体的に決めておきます。MIツールは機能が豊富で分析できるデータの種類が多いので、目的が決まっていないとスムーズな運用は難しいでしょう。

分析するだけのデータの分量があるかどうかも重要なポイントです。マーケティングに利用しているチャネルが少なく、分析するデータの量が少ないなら、MIツールを導入しても、ほとんどの機能を使用せず無駄になってしまうかもしれません。

使い方の教育や、連携について検討しておく

MIツールの導入後、担当者が使いこなせるようにするため、操作方法を教える方法や、不明点があったときのサポート体制など、「使い方」に関して検討しておことも重要です。

MIツールは機能が豊富にあるので、それを適切に使いこなして運用できなければ、コストをかけて導入したメリットが薄くなってしまいます。

部門同士がどのように連携するのかについても具体的に決めておきましょう。どの部門が何を担当するのか、データをどのように活用するのかまで詳しく決めておくことで、スムーズに運用開始できます。

まとめ

MIとは、マーケティングに関する豊富なデータに基づいて、現状や将来に関する分析をするプロセスのことです。デジタル技術が発達する以前から存在していた概念ですが、現在のマーケティング現場では、MIに特化した分析ツールのことを指しています。

自社のビジネスや組織体制を把握した上で、MIを導入することでどのようなメリットがあるのかを十分に確認し、導入するかどうかを検討しましょう。

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