今も昔も多くの人の興味を引く話題といえば投資、保険、節約など、お金についてのことでしょう。個人投資家などが自分の経験を載せたコンテンツから、専門家の役立つノウハウコラムまで、お金に関するコンテンツは数多く存在します。検索ニーズが大きく、お金に関する疑問の回答を求めてネットを検索するユーザーは多数いますが、競争が激しい分野でもあり、たくさんのユーザーを集めるのはなかなか大変です。投資方法や用語解説を並べただけのサイトなら簡単に作れますが、それだけでは読んでもらえません。この分野で集客できる、一歩秀でたサイトを作るにはどうしたらよいでしょうか。

一口にお金といっても投資、保険、節約、法律など様々な分野があます。そこで、それぞれの記事作成に適した人材を探す必要があります。たとえ自社の中で投資経験のある人材が見つかったとしても、記事作成にかかる時間、労力等も考え合わせると、片手間でこなすのはなかなか難しいものです。記事作成をお金の情報に強いフリーライターに外注したい、という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お金に関するライティングができるフリーライターの探し方、依頼の際のポイント、注意点をまとめました。

保険や投資、節約に関するライティングができるフリーライターの探し方

多くの方が利用するのが、クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)やランサーズ(https://www.lancers.jp/)などの、クラウドソーシングのサイトです。ライティングを本業とする方や、ファイナンシャルプランナー、不動産投資の専門家などのかたわら空いた時間にライティングをしているという方まで、さまざまなライターと出会うことができます。
募集の案件を出せば、すぐにライターを見つけることができるでしょう。
どのような内容を書いてほしいか、どんな経験を歓迎するか、報酬はいくらか等、依頼内容を提示して募集をすることができるため、細かな交渉をする手間が省ける、という特徴があります。
副業などでライティングをしている方が多く、知識はあっても文章力がない、まとまった時間が取れないため少量のライティングしか引き受けてもらえない、といったケースもあるので、依頼の際には確認が必要です。

他には、フリーライターが自身で用意しているサイトをさがし、フリーライターにコンタクトを取る方法です。多くのフリーライターは自身のホームページを持っています。そこには実績や得意なジャンルなどが記載されています。「フリーライター 不動産投資」などのキーワードでそのジャンルが得意なフリーライターを見つけることができるのです。

純粋なライターではなく、自身の経験などをブログとして書いている方にライティングをお願いするのも一つの方法です。例えばFXなどであれば、自身の投資状況やノウハウをブログで公開している方も多くいます。それらの方に直接コンタクトをして、ライティングしてもらうという方法です。

フリーライターのサイトや、ブログを書いている方に直接依頼する場合は、事前にその方たちが書いた文章を確認することができるため、ライティングスキルや知識量を確認することができます。しかし、仕事の進め方や料金に関しては後々のトラブルにならないよう、慎重に交渉を進める必要があります。特に個人ブロガーなどで、書くことを仕事にしていない場合、お金のやり取りや納期管理でトラブルになることがあるので注意が必要です。

ライターの選び方

残念ながらライターの質を客観的に測るすべは、現在のところありません。資格があるわけではないので、誰でもライターですと名乗ることはできます。上記のようなサイトに登録すれば仕事を受けることも可能です。
知識量を図る1つの指標となるのが資格の有無です。お金に関するサイトは投資、保険、不動産等、それぞれ異なるスキルが必要となるため、分野ごとに相応しい人を探すことになります。それぞれの分野に有効と思われる資格を持っている人を選ぶことで、正確性の高い記事を作成することができます。

お金に関連する資格には以下のようなものがあります。

・消費生活アドバイザー

・ファイナンシャルプランナー

・簿記

・公認会計士

・税理士

・社会保険労務士

しかし、よくある間違いが、「資格を持っている人ならライティングができる」という思い込みです。情報は正しくともわかりにくかったり、文章がいびつで納品された原稿が使用に堪えないので自分で書き直す羽目になる、といったこともよく起こります。
自分が作りたいと思う記事が、必ずしも資格がないと書けないような内容なのか、よく考えてライターを決めましょう。
一般の人でも調べればかける内容であれば、調査などが得意で読みやすい文章が書けるライターに頼んだほうが、良い記事が出来上がる場合がよくあります。

お金に関する記事を作成する際のポイント

お金に関する記事を外注する場合に押さえておきたいポイントが2つあります。

内容の正確性


ファッションや趣味の分野と異なり、生活と直結するお金に関する情報は、高い正確性が求められます。投資などお金の記事には、法律が絡んでくる場合も多々あります。法律はよく改正されますので、注意が必要です。


例えば「NISA」という制度をご存じでしょうか。NISAは個人投資家のための税制優遇制度です。通常、上場株式や投資信託の売却益や配当には20%の税金がかかります。10万円の売却益が出たら、そのうちの2万円が税金として持っていかれると考えるとわかりやすいです。 それを毎年120万円までの投資については、売却益等が出ても税金がかからないとする制度です。
2014年1月にスタートしたNISAは非課税期間を5年と定めているため、2014年に購入した分は2018年12月で非課税期間が終了します。 長期で投資したい上場株式などを買っていて、5年経ってもまだ継続して持っていたい場合には、ロールオーバーすることが可能です。14年に投資した上場株式等を19年度の非課税枠に持ち越すことは、従来は120万円までしか認められませんでした。
これが2017年度の法改正により、超過分も含め、先の例でいえば140万円を全部次の年度にロールオーバーすることが可能になりました。
専門知識のないライターや、調査してライティングするという経験が不足したライターの場合、こうした情報をしっかりと把握できず、古いサイトを見て、ロールオーバーは120万円までしかできませんとか、もっと古い情報でNISAの枠は100万円までです、と書いてしまうこともあり得ます(2015年までは上限が100万円でした)。

間違った情報が載っているサイトはそれだけで信用を失ってしまいます。 投資や節約の話ならファイナンシャルプランナー、税務の話なら税理士でライティングスキルが高い方にかいてもらう、というのは一つの理想ですが、難しい場合にはライターが書たものを、専門家に監修だけ依頼するという手もあります。

最新情報にアップデートし続けること


お金の話にはトレンドがあります。仮想通貨もそうです。2017年4月に1ビットコインあたり15万円程度だったビットコインが、2017年12月に200万円を突破して、2017年の話題をさらいました。サイトに訪れる読者の興味を引き続けるには、トレンドに敏感になり、最新情報の載った記事にアップデートし続ける必要があります。
また、新規の情報を付け足すだけではなく、サイトの過去情報も刷新し続ける必要があります。制度変更等があれば過去の記事の修正も含め、細かな対応をしなければ、サイトの信頼性を失いかねません。

お金に関する記事を外注する際の注意点

依頼前に記事全体の構成を考え、ライターがしっかりと理解したうえで書けそうな内容か検討しましょう。例えば不動産投資に関して情報提供をするサイトであれば、所有する不動産を相続するにはどうすればいいか、どのような注意点があるか、という記事を用意したいと思うことがあるかもしれません。その場合、相続は個人でよく起こることではないため、個人投資家のライターにまかせるよりも、法律に詳しいライターに任せたほうがよい、という可能性もあります。

FXや株に関してのサイトでも、記事の内容によっては税理士などが書いたほうがよい記事もあります。
サイトのテーマが「節約」に関してだから記事はすべて消費生活アドバイザーに任せればよい、という事にはならないのです。記事ごとにどのような背景や経験、スキルを持ったライターであれば対応できるか考える必要があります。

投資や保険など、お金に関する記事を外注する場合のフリーライターの探し方、依頼の際のポイント、注意点についてみてきました。いかがでしたでしょうか。

質の良いライターを見つけ、最新情報を取り入れた信頼性の高いサイトを作ることは一筋縄ではいきません。ライバルより一歩も二歩も抜きんでたサイトになるよう、ご紹介した内容を踏まえ記事作成にチャレンジしてみてください。


【かくたまライター 宮崎】 個人的投資歴は20年超。日本株、投資信託、FX、先物、日経225オプション等に投資を行っている。 生命保険も詳しい。 その他、二級FP技能士。