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MozCon Virtual 2020参加レポート (デジタルマーケティングのオンラインカンファレンス) #mozcon

2020年7月14日、15日で開催されたMozCon Virtual 2020というデジタルオンラインカンファレンスイベントを視聴しました。

MozCon Virtual July 14-15, 2020 – Not Your Typical Marketing Conference

一通りすべての動画を確認したので、特にすぐに役立ちそうだと思った講演内容を紹介します。

全部で21のセッションがあったのですが、そのうち5つで自動化の方法について解説されていました。IFTTT(イフト)のようなノーコードで使えるiPaaSを使う方法や、APIを使うためのサンプルスクリプトを配布して説明している方法もありました。

自動化をテーマにした講演はオンライン視聴だからこそできる内容だと感じました。ツールの管理画面やスクリプトの内容などを解説してくれているのですが、講演を聞いている途中でその場で試すことはスピード的に難しいですし、すべてを記憶するのは無理です。動画や資料がアーカイブとして残っていれば、あとで見返してコードを真似して書くことができます。

また、すべてのセッションに字幕がついているので、理解しやすくて助かりました。もう知っている情報を説明している箇所は自分でChromeのプラグインなどで倍速にして見ることもできます。

以下はいくつか面白いと思った講演の内容をまとめます。

Designing a Content Engine: Going from Ideation to Creation to Distribution

Ross Simmondsさん (@TheCoolestCool) の講演。

継続的にコンテンツを作りつづけ、改善していくための方法を解説していました。

ディズニーの作品を例にして同じコンテンツを形を変えて複数のフォーマットで提供する方法や、一度作ったコンテンツを改善していく方法が語られていました。

コンテンツ改善のためのフローチャート

以下のようなフローチャートを意識して、過去のコンテンツを定期的に見直していくのは、どの会社でも採用できる良い方法でした。

このフローチャートは例ですので、各社で見直して作ってみるとよいかと思います。この講演で説明されてはいませんでしたが、あまりにもアクセスが少ないものを修正してもそれほど全体の数字に影響がないことが多いので、ある程度アクセスが集められているものから優先して取り組むことをおすすめします。たとえば、オーガニック流入が月間1,000以上あるものだけに限定して、サーチコンソールの平均順位とクリック率のデータで散布図をつくり、平均順位が高いのにクリック率が低いものを選んで直していくといった方法です。

同じ業界でリンクを集めているコンテンツの種類を調べる

同じ業界のほかのサイトがどのようなコンテンツでリンクを貼られているかを調べて、参考にしてより良いものを作成するという考え方もよかったです。

以下のように、表をつくって地道に競合他社のサイトでリンクをたくさん集めているものと、その分類を一覧にしていくと発見があります。他社のリンクの本数はmoz、SEMrush、ahrefsなどのツールを使うと閲覧できます。ドメインを入れるだけでリンクを多く貼られている上位のページを調べることもできます。

MarTech(マーケティングテクノロジー)の分野では、特にツールがリンクを集めていることがわかります。

上記のコンテンツ分類についての説明です。講演資料に記載のあったものをただ翻訳しました。一部日本でよく使われていそうな単語に意訳しています。

ツール(Tool):読者が何かしたり学んだりするのを助ける無料のツールもしくはテンプレート
定義(Definition):業界用語の意味を説明するコンテンツ
統計(Stats):業種業界に関連した特定のトピックについてのデータ
リサーチ(Research):市場調査、データ分析、アンケート結果などの結果。読者がリファレンスにできるインサイトや結論をシェアするのがポイント
キュレーション(Collection):複数の関連したコンテンツやインサイトを1つの記事にまとめる
ガイド(Guide):あるテーマについてのわかりやすいガイド。よくある疑問点やハウツーなど関連して読者が知りたいことすべてまとめる
レポート(Report):リサーチ、理論、最近のイベントなどへの反応
ノウハウ(How-To):複雑なステップを誰でも実行しやすいように順に説明する
ニュース(News):新しい製品の機能、チームメンバー、そのほかの会社についてのアナウンス

この一覧はどの会社でもコンテンツのネタを考えるときの参考になるはずです。

コンテンツを有効活用するためのReshare、Repost、Remix

コンテンツの読者を獲得するためのReshare、Repost、Remixの3つの方法を解説されていました。

Reshare:複数のソーシャルメディアなどを経由して、何度も投稿すること
Repost:ゲスト投稿・寄稿など一度作ったコンテンツを自分のサイトだけではなく複数の媒体で公開することRemix:一度作ったコンテンツをほかのフォーマットで作り直すこと。たとえばブログ記事をYouTube向けの動画にし、YouTube動画をPodcast向け音声にし、さらにPodcastの内容をインフォグラフィックにするなど。

Reshare、Repost、Remixについて詳しくはRoss Simmondsさんの以下の記事が参考になります。

Why & how brands should adopt content distribution processes in their marketing mix

How to Promote Your Content Like a Boss

BacklinkoBrian Deanさん (@Backlinko) によるコンテンツを拡散させるための方法を説明してくれているセッション。
ブログYouTubeでも有益な情報を発信してくれていますので、あわせて参考にしてください。

WordPressの発表によると、毎月7,000万もの投稿があります。
Stats — WordPress.com

そのような膨大なコンテンツの中では、多少良いものを作ってもユーザーは接触する情報が多すぎて、誰も気にしてくれません。

Backlinkoの調査によると94%のブログ投稿が1つもリンクを獲得できていません。

コンテンツの質ではなく、プロモーションができていないために失敗している人が多いです。時間配分を以下にすることを推奨しています。

コンテンツを作る 20%
プロモーション 80%

以下コンテンツを広めるための具体的な方法として説明されていたものです。

1.リンクしてくれそうな人にプロモーションする

ニッチな顧客層を狙うメディアの場合、そもそもターゲット層がサイト持ってないからリンクしようがないです。

ahrefsで上位のサイトがどんなところからリンクをもらっているかを調べて、そのリンクしているサイトたちがどうしたらリンクを貼りたくなるのかを考えましょう。業界で有名なブロガーやジャーナリストなどリンクを貼ってくれそうな人たち(Linkerati)が、どんな情報に興味を持つかを考慮します。

たとえば、Google Voice Searchが盛り上がってきたときに、コミュニティで活発にリンクが相互にされているのを見て、それを参考にして10,000の質問をGoogleに投げて、その録音を書き起こしたデータを元にした記事をつくったら、大量にリンクが集まりました。

2.ソーシャルメディアのネイティブコンテンツをつくる

ネイティブコンテンツとはソーシャルメディアの機能だけをつかって、URLを貼らないで投稿しているもののことです。

以下のように簡単なコメントとセットでURLをはって外部サイトに飛ばそうとする投稿は、アルゴリズムによって目立たなくなってしまいます。なぜならソーシャルメディアはプラットフォームの外にユーザーを離脱させたくないからです。

なので、以下のようにその投稿だけですべての情報を閲覧でき、ソーシャルメディアの中にユーザーが留まるようにしたほうが露出を多く獲得できます。

3.リンクが切れているページを見つけて、その切れているリンクのリプレイスとして、メールでサイト運営者に提案する

以下のようなサイトを使って、自分の扱っているテーマでリンクが切れているコンテンツを探して、そこに代替として連絡してリンクを張ってもらう方法。

https://explodingtopics.com/

https://hunter.io/

4.記事を公開する前にメールで事前通知する

Buzzsumoでキーワード検索して、関連した投稿をツイートしている人を探します。

その人たちに来週○○という記事を公開する予定なのですが、興味ありますか?と聞きます。

了承を得たら公開されたタイミングでURLを連絡します。このときシェアしてほしいとかお願いはしないようにします。記事の内容がよければ勝手にシェアしてくれます。

関係をつくるのが大切。お互いのサイトにゲスト投稿したり、ポッドキャストに出演したりするきっかけになります。

5.Facebookのリターゲティングを活用するとCPCが安くなる

6.redditでオリジナルコンテンツを投稿する。議論を発生させるようなものがよい

redditは日本ではあまりなじみのないサービスですが、URLについてユーザーがコメントを投稿していったり、評価したりするようなサービスです。日本でいうと機能は違いますが、はてなブックマークがイメージに近いかと思います。

7.CTAと同じように、ツイートするというリンクを記事の最後に入れる

テキストで記事の最後にツイートするというリンクを設置するだけでだいぶ違います。

おまけ ニュースレター

Twitterなどのソーシャルメディアよりもニュースレター(メルマガ)のほうが効果的。

Twitterのフォロワー数とメルマガの読者数が同じであれば、後者のほうが価値が高いです。

まとめ

有意義で実践できる内容が多かったので、今後試していこうと思いました。参加費129ドルのもとは十分に取れたなという感想です。アメリカまで行くのは大変ですが、似たイベントがあれば一度行ってみてもよいかなと思いました。

これは申込みした時点でわかっていたのですが、時差が大きく(開始時間の8:30は日本時間の深夜12:30)、翌日の仕事がまともにできなくなりそうなので、リアルタイムでは視聴せずに早朝に動画で見ました。参加者が講演者とコミュニケーションを取るための時間もありました。深夜ではなく、朝4時くらいに始めるコミュニケーションの時間もあったので、起きてチェックしようと思ったのですが、すでに予約がいっぱいのようで入れませんでした。事前の説明のメールなどをよく読んでおらず仕組みを理解していなかったのが原因なので、次からは早めに予約しておくことにします。

ご質問などがあればTwitterでお知らせください。ここにセッションのタイトルがありますので、このセッションについて知りたいみたいな要望もTwitterでいただければ、この記事に追記していく形でなるべく回答します。

Moz – Schedule | MozCon Virtual July 14-15, 2020 – Not Your Typical Marketing Conference.

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