ネイティブ広告とは?誤解されている概念と種類を事例でわかりやすく解説

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ネイティブアドネットワークを活用して広告配信を考えているけど、ネイティブアドが何か具体的にわからない。「記事広告=ネイティブアド(広告)?」記事広告がネイティブアドなのか、広告の形式を観点に議論しているのであれば、それは大きな誤解です。なぜ誤解なのかネイティブアド(広告)の概念や種類について事例を交えてご紹介します。

ネイティブアド(広告)とは?広告の形式で分類できない複雑な概念

ネイティブアド(広告)とは何かについて、広告の形式を観点に記事広告がネイティブアドかそうでないかを議論するのであればそれは大きな誤解です。

なぜなら「ネイティブアド(広告)=広告の形式」ではないからです。

実は、「ネイティブアド(広告)」の定義づけはいまだ曖昧なものなのです。

ただし、一般的には、ネイティブアドとは、あくまでも「概念」であり、形式を基準としたものではないとされています。

また、その概念は、「広告を自然に溶け込ませ、ユーザーにあたかもメディア媒体のコンテンツの一部として見られることを狙った広告」とされています。

具体的な例としては、以下のような傾向がある広告がネイティブアドです。

・ユーザー体験を損なわない自然なレイアウトデザイン
・「広告」と表示されている
・商品のアピールが直接的ではない形式
・広告形式は記事・動画などさまざま
・広告形式ではなく「枠」が対象とされる

Webサイトに訪問するユーザーは、広告を邪魔だと感じ、ブロック機能で広告を非表示にする人が少なくありません。

そこで、ユーザー目線で広告をいかに邪魔に感じさせないで自然に見せられるかの課題に対する解決策として生まれたのがネイティブ広告の概念です。

広告形式の新旧問わず、この概念に該当する「枠」の総称を指しているのです。

ただし、表示スタイルだけでネイティブ広告と判断できない複雑なものです。

そこで、ニューヨークの広告業界団体「IAB(インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー)」がネイティブアドと定義づけている6つの広告の種類をご紹介します。

ネイティブアド広告の種類は6つ

ネイティブアド広告の種類は、以下の6つあります。

・インフィード
・ペイドサーチ型
・レコメンドウィジェット型
・プロモートリスティング型
・カスタム型
・インアド型

【インフィード型】コンテンツ・ソーシャル・プロダクトの3種類

まず、ネイティブ広告で代表的なのがインフィード広告。インフィード広告とは、メディアのコンテンツの中に広告が混ざって配置される種類です。

フィード(配信用のフォーマット)は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

・コンテンツフィード(ニュースメディアなどの記事)
・ソーシャルフィード(Facebook、Instagramなどのタイムライン)
・プロダクトフィード(口コミ、ECサイトなど)

FacebookやInstagramについては、友達の投稿の間に広告が表示されているのをよく見かけると思いますが、それがネイティブアドです。

Facebookのようなソーシャルメディア(SNS)では、ユーザーが個人情報を入力しているため、ターゲティング設定ができるメリットがあります。

【ペイドサーチ型】検索エンジンの自然検索結果表示

ペイドサーチ型は、検索エンジンでの自然検索結果で表示されるリスティング広告などを指します。

例えば、「Google」「Yahoo! JAPAN」などで検索したときに、検索結果で表示されるテキスト広告のことです。

ネイティブアドと定義されているのは、検索結果の表示の仕方が自然検索結果と同じだからです。

ただし、「広告」の表示がされているので、バナー広告のように「広告」の表示があるものはクリックしないユーザーも少なくありません。

もはやネイティブアドとは言えなくなってきているかもしれませんが、ネイティブアドの種類のひとつに入っています。

【レコメンドウィジェット型】おすすめ記事や関連記事

レコメンドウィジェット型とは、ニュースメディアやキュレーションサイトの中の「おすすめ記事」や「関連記事」に広告表示させる手法です。

これらは見せ方として他のコンテンツも同様に紹介されているので、一見広告とは判断しにくいものです。

記事の最後の方に掲載されているため、記事を最後まで読んだユーザーに見てもらえる可能性が高い広告です。

例えば、「Yahoo!ニュース」を読み終えると「あなたにおすすめ」と広告表示がされます。それがまさにこの型に該当します。

【プロモートリスティング型】ECサイトなどの検索結果広告表示

例えば、Amazonでキーワードを入力して検索すると、商品以外に、「スポンサー」「スポンサープロダクト」などの表示で商品やリンク先が出てくることがあります。

この広告がまさにプロモートリスティング型のネイティブアドです。

このように、「Amazon」などのECサイトや「ぐるなび」などの飲食店検索サイトなどで検索結果表示される広告がこの種類に該当します。

ECサイトや飲食店検索サイトに訪問するユーザーは、何かしらの具体的な目的があるユーザーが多いので、コンバージョン率も高い傾向にあります。

【カスタム型】LINEのスタンプや記事広告

前述で紹介した型に該当しないメディア独自の広告形式が「カスタム型」です。例えば、以下のような広告です。

・LINEクリエイターズスタンプ
・記事広告(タイアップ広告)

記事広告は、メディア媒体のコンテンツ記事に近い見え方で制作してもらう広告なので、客観的な視点で書かれる傾向があることからネイティブアドとされることがあります。

ただし、記事広告の中でも、ユーザー側のメリットだけを考えた配信は該当しないと定義されることもあります。つまり、必ずしも記事広告全てがネイティブアドではないということです。

【ネイティブ要素を持つインアド型】(IABスタンダード)

日本ではあまり認識されていませんが、IABの分類では、上記の5つの型のほかに「インアド型(IABスタンダード)」という種類があります。

IABの基準をクリアしていれば、いわゆるバナー広告でもネイティブアドとするというものです。

ネイティブアドを使うときの注意点

ネイティブアドは、あくまでも消費者の目線で考えることが求められます。自社で広告を制作する場合、商品アピールに寄ってしまいがちなので注意しなければなりません。

解決策としては、外注の人材も含めた制作チームを構成して、客観的な視点を取り入れるという方法もあります。

「広告」であることから、LP(ランディングページ)へ誘導したくなりがちですが、ネイティブアド広告とは、あくまでも「概念」であり「枠」が基準です。

広告形式が基準ではないので、ユーザー体験の中に広告が馴染んでいる必要があります。もし、誘導先としてLPが適していないのであれば、コンテンツ自体に誘導するなどLPを工夫しなければなりません。

また、広告の直接的な成果を狙うのではなく、マーケティングの要素もあることを忘れてはなりません。

ネイティブ広告で結果が出せなかった場合は、必ず何かしらの原因があります。Webマーケティング施策として分析・改善の実行は集客をする上で必要不可欠です。

場合によっては、メールマーケティングなど他の施策と併せたマーケティング施策も必要なこともあります。広告の結果に一喜一憂するのではなく、今後の改善をどうするかが最も重要です。

最後に、ネイティブアドには「広告」表示をすることは必須なので忘れないように注意してください。

なぜなら、「やらせ行為」とされるステマと誤解される可能性があります。基本的なルールもしっかり把握しておきましょう。

まとめ

ネイティブアドについて理解は深められたでしょうか。ネイティブアドの制作において、最も重要なことは「消費者の視点があること」です。取り扱う商品やサービスに適した広告の種類と媒体を選択して活用するために、今回の記事を参考にしてみてください。

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