今回は、記事内容のリライト方法を3つのポイントに分けて解説していきます。基本的な記事の構造を理解した上で、「ユーザーファースト」を意識しながらサイトを見やすく構築しましょう。
動画で紹介されている内容を動画が見られない方にもわかりやすく記事にしているのでぜひご覧ください。
Part1では「最小労力で最大のSEO効果を出すリライト方法」を、Part2では「SEOですぐに成果を出すタイトルのリライト方法」を紹介してきました。
今回は「Google推奨の記事内容のリライト方法」について、3つのポイントを軸に解説していきます。

今ある情報をわかりやすく伝える
「わかりやすい」とは、ユーザーが一瞬で情報を取得できる状態をいいます。ユーザーはページに訪れてから1~5秒で読むか否かを判断するため、ファーストビューが重要になります。何が書いてある記事なのかを一瞬で伝えられるように意識しましょう。
スマホ閲覧の比率が高い場合には、コンテンツに優先順位をつけて整理し、画面上に必要な情報だけを表示させましょう。アコーディオン式(ブロック式)にして一部のコンテンツを隠す見せ方も検討してください。
ファーストビューのレイアウトのテンプレート例として、「タイトル」「アイキャッチ」「書き出し」「目次」といった構成が考えられます。それぞれの意識すべき点を説明します。

「記事タイトル」は、その記事がズバリ何を言っているのかを設定します。
「アイキャッチ画像」は大きさに注意して下さい。画像が大きすぎて下に文字が見えないと、ユーザーは画像だけだと判断しページから離脱する場合があるためです。
「書き出し」は、誰に向けた記事で、読むとどのようなメリットがあるのかをまとめます。
「目次」は、見出しだけで記事の概要を把握できるようにします。さらに、ユーザーへの訴求もわかりやすくしなければいけません。それぞれのページが持つ目的に合わせた対策を取りましょう。目的に合わせた対策を以下の画像にまとめました。

これ以外にも、ポップアップでフォームを出す方法もあります。目的に合った方法を採用してください。
情報を増減させてより多くの人が満足できるようにする

次に重要となるのが、「余計なものは切り落とし追加すべきものは追加する」です。これはユーザーファーストといって、googleが公式に言及している、webページが評価されるために重要な要素です。サジェストや検索クエリを調べて、ユーザーが求める情報を追加しましょう。「サジェスト 調べ方」「検索クエリ 調べ方」などで検索すると方法が出てきます。

「追加すべきもの」とは、記事の内容に関するキーワードの傾向を調べて追加・変更を行う作業のことです。検索されているキーワードをタイトルに組み込み、タイトルに近い内容のものからリライトしていきます。
「余計なもの」とは、テーマが同じ複数の記事のことです。似た内容の記事がサイト内にあるとユーザーにとって不親切なので、評価の高いページにその他のページから「301リダイレクト」を設定しましょう。「301リダイレクト」とは、ユーザーを転送させる仕組みのことです。これにより、ユーザーが元のページを訪れた際に新しいページに自動的に転送されるようになります。
301リダイレクトとは?
301リダイレクトとは、Webサイトを引っ越しさせたり、ページのURLを恒久的に変更したい場合に、ユーザーを転送させたりする仕組みのことです。301リダイレクトを設定しておくことで、ユーザーは元のページを訪れた際、新しいページへ自動的に転送されるようになります。
詳しく知りたい方は、以下をあわせて参照してください。
301リダイレクトとは? サイト移転時の設定方法と302との違い
【301リダイレクト】.htaccessの書き方とファイルのアップロード方法
隠れたニーズを把握する
ここまでで説明したものは、ユーザーの検索クエリを記事に反映させるための対策です。最後に、記事に反映すべき重要な「隠れたニーズ」について解説します。

検索クエリには隠された意図があります。たとえば「リノベーション 利回り」という検索クエリには、「中古物件への投資がしたい」というニーズが隠れています。ページのタイトルやディスクリプションには「中古物件」や「投資」などのキーワードを入れるべきです。このニーズを発見するためには、「誰が」「なぜ利用するのか」という2つの問いが必要です。
ミルクシェイクを例にニーズを考えてみましょう。
通勤途中の運転手であれば「運転中に飲み終わらなくて、腹持ちする飲み物がほしい」、子どもを連れた父親であれば「子どもに買ってあげることでいい父親になりたい」というニーズになります。この父親の例では、ミルクシェイクそのものではなく、いい父親という印象を購入したいということです。

ニーズは様々な媒体を使って探すことをおすすめします。なぜなら、検索エンジン以外での検索比率が高まっているからです。特にTwitterやYouTube、Instagramはユーザーが多いので、カバーしておく必要があります。余力がある人はGoogleの画像検索やショッピング検索などでも調べるようにしましょう。
Part3はこれで終了です。Part4ではよいコンテンツの定義について解説しています。「よいコンテンツ」を深く掘り下げ、発見する方法についても紹介しますのでぜひチェックしてください。
Part1:【動画解説あり】 最小労力で最大のSEO効果を出すリライト方法
Part2:【動画解説あり】SEOですぐに成果を出すタイトルのリライト方法
Part4:【動画解説あり】Googleに認められる「良いコンテンツ」の定義