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エンジニアやSI業界の今後とコンテンツマーケティング

システムを提供し、デジタル化を進める業務を行うSI業界でも、企業自体のデジタル化が進んでいない企業は多く存在します。SI企業の現状とデジタル化の重要性、有効なコンテンツマーケティングについてご説明します。

SI業界の現状と今後

現在のSI業界は、様々な業界のデジタル化による大規模なシステム開発案件の増加により好況と言われています。しかし、いつまでもこの好況が続かないとも言われています。SI業界の現状と今後についてご説明します。

多重下請け構造

システム開発のプロセスは上図のような構造で出来ており、それぞれの下請けを担当する企業は以下のようになっています。

1次請け:大手SI企業

2次請け:1次請けのグループ企業、中堅SI企業

3次請け:中小SI企業

さらに、大きなプロジェクトになると4次、5次請けまで存在することもあります。そのため、設計を行う1次請け・2次請けの企業ではプログラマーよりも、プロジェクト・マネージャーなど管理人材の獲得を重視します。しかしプログラミングの経験が少ないエンジニアが仕様書を書くことによって仕様書の精度が低くなり、実際に作業を行う3次請け以降の企業の負担が大きくなります。この構造はSI業界の大きな問題の一つとして知られています。

人材不足

SIerをはじめとしたIT業界の現状は、

  • 現状でIT人材は91.9万人いるが、17.1万人が不足している
  • 上記のうち、情報セキュリティ人材は現在28.1万人いるが、13.2万人が不足している
  • 先端IT人材(AIやIoTといった新しい技術に関わる人材)は9.7万人いるが、1.5万人不足している

というように、人材不足に悩まされています。SIer自体の人口が減少していることも課題ですが、SI企業が他の企業から受けたシステム構築・導入の依頼を実際に開発する3次請け以降の企業の人材が減少していることによって、作業効率の低下やIT業界全体での人材の奪い合いの発生、新しい下請け先を探す作業など、SI企業の負担が増加する可能性があります。

参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(平成28年6月10日)」

クラウドサービスの台頭

クラウドサービスはデータや情報の保管・共有に優れているため、様々なデータを複数人で扱うことが多いITエンジニアの生産性を高めることができます。現在ITエンジニアの約7割がSI企業やITベンダー側に属しているため、クラウドサービスを導入するとITベンダー企業の生産性が向上します。そうするとSI企業の案件単価が下がってしまい、クラウドサービス導入によるリスクはSI企業が背負わされることになります。そのためクラウドサービスの台頭はSI業界にとっての脅威です。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「IT人材白書2017」

SI業界のデジタル化

顧客にデジタル化を進める側のSI企業がもし自社のデジタル化をしていなかったら、顧客側はデジタルを活用する実績を信用してもらえないでしょう。SI業界のデジタル化に関する取り組みをご紹介します。

AIを活用したシステム設計

システム設計をする際、今まで蓄積したSIの資産やノウハウを分析し、性能や可用性などをモデル化することがシステム全体の品質の向上や作業スピードの短縮につながります。精度の高いモデルを作るためには、繰り返し試行錯誤を行う必要があるため、たくさんの時間や人、費用が必要になります。AIによる機械学習を活用してモデル作成を行うことで、システム設計における技術者の負担を軽減し、より精度の高いシステム設計を可能にします。

IT技術の導入

依頼先の企業に技術者を常駐させることが多いSI業界は、社内で情報を共有する、社員の状態を把握するといったことが難しいですが、IT技術の導入によりその問題を解消することができます。

ビデオ会議アプリ

ZoomやSkype, Microsoft Teamsなどのビデオ会議ができるアプリは、直接会えない相手との意思疎通を図るために役立ちます。チャットツールやメールだけでなく、直接顔を見て話すことで、社内の共有事項や社員の状況を把握しやすくなります。

クラウドサービス

クラウドサービスとはネットワークを介してデータを管理するサービスのことで、いつでもどこでもどの端末からでもネット上でデータの管理が行えます。代表的な例として、GmailやiCloudといったWebメールと呼ばれるサービスがあります。クラウドサービスには、

  • どこでも使用できる
  • メンテナンスが不要なので従業員の負担が軽減される
  • システム構築が不要なので作業の高速化につながる
  • 使用しただけ料金が発生する

という特徴があります。これはSI業界の、

  • 様々な人がデータを閲覧・編集する
  • 人手不足である
  • 作業に多くのデータの閲覧・編集を必要とする
  • プロジェクトによってデータ使用量に差がある

といった特徴に当てはまっています。クラウドサービスは、企業のデジタル化の手段としてSIを提案する際には脅威となりますが、SI企業は今後、自社の人材不足を補うためには取り入れるケースもあるでしょう。

SI業界のマーケティング

企業側がSI企業を囲い込んでいた時代から、クラウドサービスをはじめとした脅威となるサービスの台頭により、SI企業は与えられた仕事を健全にこなすだけでは仕事を継続できなくなりました。これからは仕事を健全にこなすことに加え、企業側に知識や能力をアピールすることで、他のサービスよりもSIが優れていることを伝えなければいけません。つまり、企業側がSI業界に求めるものは、工数から成果に変わったということです。SI企業、そしてSI業界の発展には成果を伝えるためのマーケティングが必要となります。

SI業界のコンテンツマーケティングの取り組み

SI企業の成果を伝える方法として、自社の知識やノウハウをコンテンツとして提供するコンテンツマーケティングは相性が良いです。SI業界のコンテンツマーケティングの取り組みをご紹介します。

顧客の情報収集はネットが中心

SI企業への依頼を考える企業が情報を収集する際、ネットでの情報収集が主となります。SIなのに自社の強みや実績、特徴などをネット上で伝えられない企業は信用できないという顧客もいるでしょう。そこでブログやSNSを使用したコンテンツマーケティングによって知識・ノウハウを提供し、どのような企業であるかを正確に伝えているSI企業があれば、顧客は興味を持ち、問い合わせしようと考えるでしょう。

顧客に選ばれるコンテンツとは

顧客はどのようにSI企業を選んでいるのでしょうか。SI企業を選ぶ基準は大きく分けて3つあります。

製品・サービスがマッチするか

顧客は自社の求めている製品・サービスと提供されているものがマッチしているかを判断します。同じ種類のサービスを数多くの企業が提供している中で選ばれるためには、機能面のマッチは大前提となります。

信頼性

IT製品・サービスが普及した現代では、性能の他に信頼性が重視されるようになりました。信頼性には、実績、ノウハウ、問題解決力が該当します。

SI以外のサービスよりも優れているか

比較対象は他のSI企業のシステムだけではありません。SIに代わるサービスが増えている現代で、SI以外のサービスと比較した結果、このSI企業のシステムを導入したいと思わせることが重要です。

この3点をアピールするには記事や動画、SNSの投稿といったコンテンツを作ることが効果的だとお判りいただけるのではないでしょうか。コンテンツを制作することで、サービスを比較しようと検索した顧客にアピールすることができます。

ITを活用して「ビジネスを推進したい」というニーズに応えていく

顧客のニーズがITを活用した「課題解決」や「業務効率化」ではなく、新しい技術やサービスを既存のビジネスにどう活用すればいいのか、新しい技術やサービスを活用して新しいビジネスを始めたいといった、ITを活用して「ビジネスを推進したい」といったニーズに確実に変わってきています。デジタル化によって自社のビジネスを推進させましょう。そして選ばれ続けるSI企業になるために、デジタル化の知識やノウハウをコンテンツマーケティングによって顧客へ提供していくことが重要です。コンテンツマーケティングで困った際には、ぜひサイトエンジンにご連絡ください。

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