記事クオリティを上げたい!ライターに伝わる指示書のポイント

近年、企業が独自のオウンドメディアを運営して集客をはかるマーケティング手法が注目されています。それで、企業のWeb担当者がライターに発注して記事執筆を依頼することが一般的になってきました。

しかし、記事を外注する際によく起こる問題があります。記事の方向性に関して認識のズレが生じ、発注側が求めていたものと違う記事が納品されることです。そのような行き違いを防ぎ、ライターに意図した記事を書いてもらうためには、わかりやすい指示書を提示するのが有効です。

今回は、記事のクオリティを高めるライター指示書の書き方を紹介します。さらに参考情報として、指示書を書く以外で、記事のクオリティを最大化するためのコツについても解説します。

ライターにとって良い指示書のポイントは

指示書をわかりやすくするために、どんな要素を含めるべきでしょうか。以下の4つのポイントに留意しましょう。

ターゲットと記事の目的を明確に

どのようなメディアに掲載する記事にも、必ずターゲットと記事の目的があるはずです。曖昧だと漠然とした記事の寄せ集めになりかねません。

どのような人に読んでもらいたいのか?性別や年齢層は?どんな悩みや疑問をもった人か?どんな記事なら自社の商品やサービスの購入につながるか?などを徹底的に洗い出しておきましょう。記事の目的に沿って、絶対に入れて欲しい要素を明確に提示します。そうしないと後で大幅な修正が生じ、お互いに時間の損失となってしまいます。これらの点において共通の認識がとれていれば、納品される記事の方向性が大きくズレることは少なくなるでしょう。

参考URLや関連データを送る

文章のトーン&マナー(トンマナ)は、記事の雰囲気を左右する重要な要素です。例えば「ですます調で」という指示だけだと、硬い感じなのか、それとも多少くだけてもいいのか、という微妙なところまでは伝わりません。そこで参考となるURLを提示することで、ライターに「このような雰囲気で書いてほしい」というニュアンスを伝えることができます。 統計データなどで使えるものがあれば、一緒に送っておきましょう。特に経済や医療系などの記事では、具体的な数字が提示されていると記事の信頼性がグッとアップします。使いたいデータがある場合は、記事に組み込むように指示しておくと、ライターとしても書きやすくなります。

入れてほしいキーワードを指定する

SEO対策として、キーワードを指定しておきましょう。「このキーワードで上位表示させたい」という単語をいくつか選びます。ただし無理にキーワードをねじ込む事によって、文章が不自然にならないように注意も必要です。キーワードはやみくもに多く使えば良いというものではありません。情報をよく網羅し、ユーザー視点で疑問をきちんと解決できる記事になっていれば、自然と検索順位は上がってくるでしょう。

サジェストキーワードも盛り込む

さらなるSEO対策として、記事になるべく入れてほしいサジェストキーワードも挙げておきます。サジェストキーワードとは、Google(またはYahoo)などの検索窓に単語を入力した際に、過去の検索頻度などから自動表示される「一緒に検索することを提案(サジェスト)するキーワード」です。

例えば「お歳暮」と検索すると、「人気」などのサジェストキーワードも共に表示されます。この場合、「お歳暮」と検索したユーザーは「人気のお歳暮」などについて知りたがっていると判断できます。サジェストキーワードは、ライターが執筆を進めていく上での道標となり、ユーザーが満足するコンテンツの制作に繋がります。

記事のクオリティを最大化するためのコツ

上手に指示書を書くことのほかにも、ライターのモチベーションを引き出し、記事のクオリティを上げるコツがあります。以下で、2つのコツについて解説します。

良いライターには継続発注する

仕事を依頼して良いライターと巡り会えたら、できるだけ継続して発注することで信頼関係を築いていきましょう。定期的に仕事をもらえることで、ライターとしても安心感が生まれ、仕事のモチベーションが上がります。また発注側としても、「この分野なら〇〇さん」というお抱えライターがいると、似たような案件で一からライターを探さなくて済みます。

ライターの成長に合わせて報酬を設定する

外部のライターに依頼する場合、自社ライターと違って、なかなか「育てる」という目線にはなれないかもしれません。しかし継続して仕事をしたいと思うライターであれば、読み手目線で丁寧にフィードバックすることで、育てていくことをおすすめします。

ライターにとって、客観的な視点から意見をもらえることは貴重な機会です。時には厳しい意見であっても、特に駆け出しのライターには良い肥やしとなることも多いはずです。

そしてライターが成長してきたと感じたら、迷わず報酬を上げましょう。そうした繰り返しが信頼関係に繋がり、ライターもやりがいを感じて期待以上の仕事をしてくれるようになるでしょう。もちろん、最初から質の高い仕事をしてくれるライターなら、すぐに見合った報酬に引き上げます。仕事をしやすいクライアントだと感じてもらえるでしょう。

指示書なしの曖昧発注に注意

指示書を書くのは面倒なので、まずはライターに一度書いてもらって、直してほしい箇所だけ指摘すればいいのでは?と思う方もいるかもしれません。でもこの方法は、特に外部ライターに発注する場合、発注側・ライター双方にとってマイナスになります。

自社でライターを雇用している場合は、口頭でも指示や修正依頼ができ、ライター側としても疑問点をすぐに解決できます。しかし外部ライターに発注する場合だとそうはいきません。ライターによっては、連絡がなかなか取れない可能性もあります。仮に経験あるライターだったとしても、発注側の意図も分からないまま、手探りで書き始めることになります。どうせ修正が入るという気持ちで記事を書くのでは、クオリティの高い記事は望めないでしょう。そして、結局修正の繰り返しになると、お互い時間の損失になる上、ライターのモチベーションも下がる一方です。双方が気持ちよく仕事を進めるために、面倒がらずに必ず指示書を書きましょう。

記事のクオリティは指示書にかかっている!

ライター指示書の重要性と書くときのポイントについて理解いただけたでしょうか。最初にきちんとした指示書をもらえると、ライターは安心感をもって仕事に取り組めます。

まとめとして
・記事の目的とターゲットを明確にする。
・参考URLを提示してトンマナを伝える。
・検索キーワードやサジェストキーワードを挙げて、記事の方向性を示す。

指示書を書くときこれらに注意することで、クオリティが高い記事が納品される可能性が上がります。加えて、良いライターに継続発注したり、納品後に読み手目線で丁寧なフィードバックを行ったりすることなども、ライターのモチベーションを引き出し、記事のクオリティを最大化するためのコツとして、頭に入れておくとよいでしょう。