「記事制作を外注すると、費用はどれくらいかかるのか」というのはコンテンツ制作の外注を検討される方が最初に抱く疑問の一つです。効率よくコンテンツを増やすのに、記事の制作を外注したいと考えている企業は少なくありません。しかし相場感がわからず、どれくらいの金額にすべきか判断しかねてしまうというのがよくある悩みの種です。そこで、ここではライティングの外注にかかる費用の相場についてまとめてみました。

記事作成の外注方法と費用

記事作成の外注方法と言ってもいろいろな手法がありますし、それぞれに特徴があります。ここでは、記事制作の代表的な外注方法をいくつかピックアップしました。

ブログなどを見て直接コンタクトをとる

・金額に関してはライターと直接交渉 ・専門性によって価格が変わる 現在では、幅広い年齢層の方がブログを執筆しています。中には、一般人なのにとてもユニークな情報を発信し、多くのアクセスを獲得しているブログもあります。求めるコンテンツの制作を任せられると思ったのなら、直接コンタクトをとってみるのもよいでしょう。フリーライターが公開しているブログの場合、問い合わせフォームが用意されていることもあります。 ただし、記事作成の金額に関しては公開していないライターが多いです。金額は記事の発注時に交渉となることが多く、金額の相場感がわからない場合は交渉に手間取る場合もあります。ライターへの直接発注となるため安くなると考えがちですが、ディレクション、校正は自身でやる必要があり、原稿が納品された後の手間を考えると結局高くついてしまう、という事がよくあります。 費用を左右するのはライターの住んでいる地域の時給、ライターの経験、持っている資格などによって異なり、1文字1円以下のライターから1文字15円を超えるライターまでその幅はかなり広くなっています。

クラウドソーシングサイトで発注

・こちらの設定価格で募集をかけることができる ・金額に関してライターと交渉の余地がある ・ライターもしくは発注者がシステム利用料を負担しなければいけない

クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトで記事制作をする方法です。 フリーランスのプロライターから、副業としてライター活動をしている人まで、さまざまな人材とのマッチングが可能です。急ぎの案件がある、今月だけライターを増やしたい、といったスポット的な記事制作の外注にも役立ちます。自ら募集の案件を設定し、ライターを募集する方法と、個別にライターにコンタクトを取る方法があります。 募集案件を作る場合は、自分の予算に合った金額で募集をかけるため、交渉や予算オーバーのリスクを避けられます。ランサーズが公表している「クオリティに満足しているクライアントの相場価格」では、多くの人が経験をしていて調べずに書ける内容であれば1文字0.54円~、調査して書けるレベルであれば0.9円~、専門性が高くなると1.2円~1.6円以上、となっています。実際に募集中の仕事を確認すると、1文字1円以下で募集されている案件が多数あり、応募者もそれなりにいるのが見て取れます。 登録している作業者と直接交渉する場合は、前述のブログなどを見て直接コンタクト、と同じようにそのつど交渉が必要となり、金額はライターの経験や資格により異なります。 それ以外に、登録者が自分の提供するサービスとして、「○○に関するライティング、1文字○○円」のように金額を提示して発注者を募集している場合もあります。この場合も金額が明示されているので、予算に合わせたライターの選択が可能です。 全体的に安い金額で記事作成が可能ですが、作業内容としては「書く」という部分だけなのと、経験の浅いライターが多くスキルが十分でないライターも多いという傾向があります。

制作会社やウェブマーケティングの会社に依頼

・金額が明示されている場合が多い ・金額にはライティング以外の作業も含まれている場合がある。 記事制作を引き受けてくれる会社には、ウェブの制作全般を請け負っている制作会社や、SEOを考慮したライティングをするウェブマーケティング会社などがあります。 ライターを自社で雇用しているケースと、業務委託のライターを使っているケースがあります。メリットは、たくさんの記事を一度に発注した際のハンドリングの手間が省ける事や、ライターの管理を自社でする必要がないという点です。取引先や実績などを確認することで、記事の品質を確認することもできます。 ウェブマーケティングの会社はコンテンツ制作と合わせて、ウェブ広告を使ったプロモーションなどにも対応している場合があります。価格の相場はまちまちですが、校正やディレクションの作業が入るためライターへの直接依頼よりも金額は高くなります。1文字1円という会社もありますが、1文字10円以上を基本料金とする会社もあります。また、ライティングのジャンルによっても金額が変わる場合があります。一般的な知識でかけるライティングであれば1文字5~8円、専門的な内容であれば10円以上というイメージです。 金額にはライティング以外の作業料も含まれているので、どんな作業をしてもらえるのかを必ず確認して発注しましょう。

編集プロダクション

・1記事の金額は高め ・1文字ではなく、1記事の単価で計算することもある ・制作面も含めた提案をする会社が多い 編集プロダクションにも記事の執筆の依頼ができます。もともと紙媒体をメインとしていた会社が多く、社内にライターを直接雇用している変種プロダクションが多くあります。専門的な知識を持った外注のライターとのつながりも強くクオリティの高い記事を制作するのが得意です。ウェブサイトや電子書籍などの制作を依頼できるプロダクションも多くあります。 専属のライターが書き、社内で校正をしっかり行ってくれる編集プロダクションが多く、クオリティは高いのですが、その分金額が高く、一度に大量の記事の量産はできない、という特長があります。 紙面の場合、文字単価ではなく、記事単価で金額を提示されることがあります。文字単価で換算すると、1記事10円~20円以上という編集プロダクションも少なくありません。作業内容には企画や調査費用、校正等の費用が含まれます。

価格にはクオリティと業務内容が反映される

記事制作のコストを左右するのは以下のような項目です。 ・ライターの経験 ・コンテンツの長さ ・記事内容の難易度 ・ライターの資格の有無 ・納期の長さ なるべく安く執筆してほしい、と考える方は多いでしょうが、安ければ安いなりの理由があります。校正や修正に対応していなかったり、初心者ライターによる執筆だったりというのがよくある理由です。特にクラウドソーシングサイトを利用する場合だと、低額な単価を設定して応募してくるのは、隙間時間が使いたいお小遣い稼ぎ感覚のライターや、経験の浅いライターがほとんどです。こちらの意向に沿っていない記事、品質が著しく悪い記事を納品される、ということも考えられるでしょう。 ライティングは物の売り買いとは異なり、サービスの提供です。材料がたくさん手に入ったので安く作れる、といったケースはありません。金額を安くすれば、それだけ作業する人間の作業時間が減り、作業の項目が減る可能性があると考えましょう。 しかし単価が高ければ高いほどいいのか、というとそうでもありません。建築士や行政書士、医師など、難易度の高い資格を持っているライターは、それだけで単価が高く設定されていることがあります。有資格者のため単価が高いだけであって、決してライティングスキルが高いわけではない、ということもよくあるのです。その場合、校正でさらに手直しのコストがかかってしまう場合があります。

自社で取り組んだ場合のコストと外注費を比較

外注のための金額の目安を付けるときは、実際に自社でかかっているコストが一つの目安となります。どのような記事を書くか考え、実際に執筆し、校正する、というそれぞれの作業で自分たちがどれくらいの時間を必要とし、そこにどれだけの人件費がかかっているかを考えます。そのコストと同額程度であれば、作業を外注する価値は十分にあります。ライティングを外注して企画に集中したり、企画事任せてサービスや商品の営業に力を入れることができます。 複数のライターに業務委託する場合、必然的にやり取りも多くなり、コミュニケーションコストもかなりかかります。やり取りが煩雑になりすぎて、記事作成が遅れてしまうこともあるでしょう。その場合はディレクションも任せられる会社に発注することになります。 ただ安く、というコストの決め方ではなく、どのような業務を外注するのかを見極め、外注による効率化やコスト圧縮ができそうかを今のコストと外注費を比較しながら考えることが大切です。 記事制作の外注には大きなメリットがあります。自社で制作した場合のコストがわかったら、いろいろな記事制作会社の単価をチェックしてみましょう。自社コストと比較し、外注したほうがいいと判断したときに、コンテンツ制作の外注を検討してください。