Webライターの仕事は、作業環境を整えることで、何割もアウトプットを増やすことができます。

経験を積んでいる人ほど、自分にあったデバイス、ツールやソフトを使いこなして、作業ペースを改善しているでしょう。

この記事では、初心者のWebライターのために、執筆を早くするためのおすすめのツールを紹介しています。

スペックの高いノートパソコン

ラップトップ
ノートパソコンを安いものを買うのは節約できているようで、多くの時間を無駄にしているのでもったいないです。

PCの動作が遅くて、動き出すのを待っている時間やちょっと固まるなどの待ち時間が毎日発生してしまいます。
PCが遅いとストレスが貯まりますし、効率も悪くなるので、Webライターとして本格的に仕事をしていくのであれば、思い切って高いものを買いましょう。

また、どうしてもお金の都合で良いPCを買えないという方は、メモリを追加することを検討してください。
メモリはPCが同時に進めることのできる処理量にかかわってきます。
メモリが多いほうが同時に処理できることが多くなるため、動きが早くなります。

マウス

マウス
ノートPCを使っているときにトラックパッドで作業している方もいらっしゃるでしょう。
調査のときなどにはマウスを使ってみることをおすすめします。作業の内容によりますが、トラックパッドで作業するよりも早くなることがあります。

Windowsのメニューから、「マウスポインターの表示または速度の変更」を選択して、マウスの速度を早くするのがオススメです。

ディスプレイ

ディスプレイ
ノートPCを使っている場合に、ディスプレイを追加で購入して、ノートPCの画面と、追加したディスプレイの2つをつかって作業することをおすすめします。

このようにディスプレイを2つ使うことをデュアルディスプレイといいます。
片方の画面では調べ物をするためにGoogle Chromeなどのブラウザを開いておき、もう片方のディスプレイでワード、エクセル、テキストエディタなどの作業をします。

調べ物をするときに、いちいち執筆しているソフトとブラウザを切り替えることなく調べ物ができ、参考資料を見ながら書けるので、とても効率が良くなります。

筆者の感覚だと、20-30%は効率が上がります。
毎日パソコンを使って仕事をする人にとっては必須です。

容量無制限のWifiルーター

ルーター
外で仕事をしたことがないという方はぜひ一度試してみてください。
ディスプレイが2つ使えないのが不便ですが、喫茶店などで執筆するのはよい気分転換になります。

取材に行ったあとにすぐに内容を整理したいというときにも、Wifiルーターとノートパソコンを持ち歩いていると便利です。

高速インターネット回線

自宅でもWifiルーターでインターネットに繋いでいるという人は、ぜひ光ファイバーで接続することを検討してください。

実は筆者もしばらく自宅でWifiルーターを使ってインターネットを繋いでいて、それほどストレスなく使っていました。あるとき突然接続が切れるようになってしまい、それが続いたので光ファイバーのインターネットを導入しました。
今までの作業は何だったのかというくらいインターネットで調べ物をするのが捗るようになりました。
光インターネットの費用は月額2,000円ちょっとくらいで収まりました。
いま自分が使っている回線が十分に早いと思っていても、もっと早いものがあればそちらを使ったほうが作業のスピードは上がるでしょう。ADSLを使っている人は切り替えを検討してください。

クラウド

クラウド
クラウドとは、自分のパソコンの中ではなく、インターネット上にデータを保管しておくツールの総称です。

ソフトやツールは何でもいいのですが、クラウドを使うことを習慣すると効率が上がります。

たとえば、メールを使うときに、ローカルにメールをダウンロードして閲覧するサービスだと、一度パソコンで見たものをスマホで再度確認することが難しいです。

一方でGmailのようなクラウドサービスを使えば、自宅のデスクトップパソコン、ノートパソコン、スマホ、タブレットなど、どの端末からでも同じメールの情報にアクセスすることができます。

さまざまなところからアクセスできるだけでなく、データの保護という観点でも有効です。パソコンに入っていたデータはパソコンをなくしてしまえばもう閲覧できません。クラウドに保管してあればIDとパスワードさえ覚えていれば、再度閲覧できます。

おすすめのクラウドツールは、Googleが出しているGmail、ドライブ、ドキュメント、カレンダーなどです。いずれも無料で使えるのに高機能です。

ほかの人と連携してデータのやり取りができますので、クライアント、編集者の方などとのやり取りも使えて便利です。メールでは送れない大きな容量のファイルでも、GoogleドライブにアップしてURLを送ればそのURLからダウンロードしてもらえます。

事務作業を自動化もしくは支援してくれるサービス

請求書
Webライターとして活躍していくと、クラウドソーシングのサイトなどを介さずに直接仕事をもらえるようになってくるでしょう。

そうなったときに面倒なのが、請求書を発行したり、入金の確認をしたりといった経理の業務です。

普段慣れない経理の業務をしていると、執筆にあてることのできる時間が減っていってしまいます。

できるだけ自動化してくれるサービスを探しましょう。

経理を代行してくれるサービス

銀行から入金があったときに、自動で請求書を照らし合わせて消込などができるようになっているツールです。
通帳の情報をいちいち経理ソフトに入力するといったことが一切不要になるのでとても便利です。
freee フリー
Money Forward マネーフォワード

請求書の発行を代行してくれるサービス

請求書を作成し、印刷し、捺印して、郵送するという一連の流れを面倒に感じたことはありませんか。

以下のような請求書の発行代行をしてくれるサービスを使えば、クラウドで請求書を作成し、郵送したいものはボタン1つで翌営業日には送ってもらえます。
Misoca ミソカ
MakeLeaps メイクリープス

過去の請求書のデータが蓄積されていき、検索できるようになっているのも便利です。
クライアントごとに累計でどれくらいの売上をもらっているかをチェックできますので、営業活動にも活かせます。

まとめ

最初の効率化に投資することで、無駄な時間が減って生産性が上がるだけでなく、本来やるべき執筆作業に集中できるようになるというメリットがあります。

できるだけ余計な仕事で時間を使わないで、執筆に集中できるような状態を作りましょう。

クライアントから受注した原稿の納期が迫っているのに、全然書けていなくて焦ることってありますよね?

まだ納期まで余裕があるからあとで手をつければいいやと考えて、
書き始めてすらいない状態で、気がついたら納期間近という経験をしていませんか?

こうしたトラブルを避けるためのスムーズに原稿を書くコツを紹介します。

作業を分割する

取り掛かれないときや手が進まないときには、まずは作業を分割してみましょう。

調べることのリスト化、調査、取材、集めたネタの整理、構成案作成、執筆、チェック・校正など、
やるべきことを書き出してください。

量が多いものは分割しましょう。
たとえば10,000文字の原稿を書かなくてはいけないとしたら、
1,000文字ずつ、2,000文字ずつなどに分割します。

「今日は1時間使って1,000文字書く」のように作業量の目安を
スケジュールに落とし込めれば、少しずつ進めることができます。

とにかく早くはじめる

どこからでもよいので、できそうなものからすぐに取りかかってください。

10分だけでもいいので、手をつけることが重要です。

一度手をつけてしまえば、あとは流れていって意外とすぐに終わることが多いです。
取り掛かれずに、いつまでも書けないと不安になっている状態が最もよくないです。

ネタを書き出してから、目次や構成に落とす

どんな文章を書くのかをざっと書いてみましょう。

箇条書きで思いついたことをどんどんリストアップしていきます。
ネタを紙に書き出すのもよい方法です。

とにかく頭の中にある情報や、調査してネタになりそうな内容を
すべて書きだします。

次に、書き出したものを整理して、どういう流れの原稿にするかを決めます。
そのときに、記事タイトルや見出しの内容などの構成もしてしまいます。

最初から品質の高い原稿を書こうとしない

原稿の流れをまず書き出したら、ラフな原稿でもいいので、まずは書いてしまいましょう。

納期直前に仕上げるのではなく、まずは半分くらいの完成度でもよいので3日前くらいには終わらせて、
残りの時間を品質を上げることに使いましょう。

納期の直前に書き終えようとすると、直前に品質のイマイチな原稿ができてしまったときに
書き直す時間をとれません。

最初から完成度の高いものを書こうとすると、自分にプレッシャーがかかり、
書き始めるテンションが下がってしまうという理由もあります。

あまりよくない原稿でも、とにかく早い段階で書いてしまえば、
あとから十分に修正する時間をとれます。

事前調査が必要のない数千文字程度の原稿であれば、受注した日のうちに書いてしまうこともできます。
それをクライアントに見せてフィードバックもらうなり、日をおいて自分で見直すなりして書き直すようにすれば、
締め切り直前になって焦るストレスと無縁になりますし、原稿の品質も上がります。

どうしても必要なインプットに限定して試す

すでに書くのに十分な情報があるにもかかわらず、書き進められなくなったときに、書籍などの参考資料にあたるのはできるだけ避けたほうがよいです。
なぜなら、目的なく情報を増やそうとしても、調べ物をしている時間ばかりが長くなってしまって余計に書き終えるのが遅くなってしまうためです。

どうしても情報が足りなくて書けないというときだけ、どんな情報が必要かのイメージをしっかりと持ったうえで、本を読んだり取材に行ったりしましょう。
何か追加で役にたつ情報がないかという発想では時間を際限なく使ってしまいます。
完成原稿のイメージをしっかりと固めて、そのとおりに執筆するために不足している情報を補うためにインプットをするようにしましょう。

まとめ

どうしても書き進められなくて手が止まってしまったときには、やり方を変化させてみましょう。

今までのやり方で進みが悪かったとしても、新しいやり方にすれば気分転換にもなってスムーズに書き進められるかもしれません。

あと、とにかく早くスピード感を持って取り組むことが大切です。
納期が近づけば近づくほど、やる気が減っていくと考えたほうがよいです。

文章力を上げるためにはどうしたらよいのかお悩みのライターさんもいらっしゃるでしょう。

良い文章を書けるようになるための方法は、人によってさまざまです。
ただ、スキルのベースとなる部分はある程度共通しているのではないでしょうか。

この記事では、「文章力とは何か」についてさまざまなライターさんの意見を紹介しつつ、
文章力を上げるための方法をいくつかご紹介します。

文章力とはなにか

「かくたま」に登録いただいているライターの皆さん約50名の方に書いていただきました。
その中からいくつか紹介します。

「文章で人に物事を伝えるために、まず語彙力が必要だと思います。たとえば「青空」を文章で表現しようとしたときに、「染めたような青みを帯びた空」とか「トルコ石のような真っ青な空」など、語彙力があれば、どのような青空なのか、時・時間・季節で様々に変化する青空を表現することができます。同音異義語や同訓異字などを知っていて使いわけることは文章を書く上で社会人として必要なことです。会社のプレゼンテーションで使う文書が同音異義語を間違って使ってしまうと、能力を過小評価された上に説得力に欠け、プレゼンテーションは失敗に終わってしまうかもしれません。文章力をしっかり身に着けるためには語彙力をあげることが不可欠であり近道と思います。」

「どういったものが文章力のある文章と言えるのでしょうか。
例えば、インターネットというものを説明する際、専門分野の人にだけ理解できる文章と、幅広い世代が理解できる文章を比較したとき、どちらがより文章力が優れていると思われるでしょうか?

A:インターネットとは、インターネット・プロトコルを利用して複数の機器を接続するグローバルシステムのことである。
B:インターネットとは、電話回線などの通信回線を使って、パソコンや携帯電話等の機器を通して、世界中の人とやり取りができる仕組みのことである。
上の二つの文章を比べた時、どちらがよりわかりやすい文章かと言われたら、知識の有無関係なくより幅広い世代が理解できるBの文章の方を選ばれるでしょう。

では、幅広い世代が理解できるような文章を書こうとしたときに必要な能力とはどういったものでしょう。
まず第一に語彙力が欠かせません。これは、一つの物事を複数の視点からとらえる力として必要となります。
例えば、上の例でいうと、インターネットプロトコルをもう少し優しく言い換えようとしたのが「電話回線などの通信機器」ということになります。
こういったように、一つの物事を他の言葉で言い換える力が語彙力となります。
また、表現力も重要になります。
語彙だけでは、相手に伝わりにくいことも、表現を工夫することで伝わることがあります。同じ悲しいという気持ちを伝えるにも、単に悲しいというだけではなく、どんなふうに、何が悲しいのかを伝えることで、より相手に伝わりやすくなるからです。
こういった、要素を盛り込んで書かれた文章を文章力のある文書と呼ぶのではないでしょうか。」

「文章力において大切なことは、語彙力と説得力です。
まず、語彙力についてです。言葉を知らなければ、文すら書けません。いかに単語や言葉を知っているかによって、その人が書ける文章の良さも決まってきます。同じ意味の言葉を使うにしても、言葉によって相手側が受け取る印象も変わってきます。
続いて説得力です。説得力がある文章でないと読み手側が納得させれることはできません。どうしてそのような考えや結論に至ったのか、根拠や実体験を書くことで初めて文章に説得力が生まれます。文は相手と顔を合わせ説明できるコミュニケーションではありません。だからこそ相手を説得することは難しいです。しかし相手にもしっかりと伝わるような分かりやすい文章を書けば、相手をきっと説得できます。
このように、語彙力と説得力を大切にするだけでも文章力はアップするはずです。」

このように、ライターさんによってさまざまな意見があります。

私は、最後まで読んでもらえて伝えたいことが相手にきちんと伝わるのがよい文章だと考えています。

継続して書き続ける

どんなに文章の書き方を学んでも、実際に書かないことには上達しません。

スポーツと同じです。
野球でイチローのバッティングフォームを研究して、やり方を把握したとしても、バットを振ったことがなければ当然下手なままです。

とにかく毎日少しずつでもよいので文章を書く習慣をつけましょう。
週末にまとめて3時間やるよりも、毎日10分でも15分でも書くようにしたほうがよいです。
週1回だけだと、回数が少なく習慣になりづらいためです。

インプットの量を増やす

読書
自分の頭の中に入っている以上の内容を書くことは出来ません。

そのため、本や雑誌など、とにかく読む量を増やすことをおすすめします。

語彙力や表現力は読んだ文章の量に比例します。

構成力は良い文章を読むことで身につきます。
しっかりとした構成になっている文を読むことで、それを頭の中に入れ、あとで真似して書いてみると勉強になります。

フィードバックをもらう

フィードバック
ほかの人に読んでもらって、
文章の品質がどうだったか、改善すべき点などはなかったかを
フィードバックしてもらいましょう。

自分では気がつくことのできなかった
問題点を教えてもらうことで、
次から同じようなミスをしなくて済みます。

読み手のイメージを詳細に持つために調査する

読者がどんな人たちなのかを意識して書かれている文章のほうが
伝わりやすくなります。

調査のために読者が読んでいそうな雑誌やウェブサイトなどをチェックしてみましょう。
伝え方や情報の切り口などが参考になります。
さらに手間をかけられる場合は、読者に会わせてもらって、
話を聞くのもよいです。

読者がどんな傾向のある人たちで、どういった情報ニーズを持っているのかを知ることで、
それにあわせた原稿を書くことができます。

経費がかかってしまうことが多いですが、
読者と同じような体験をするのもおすすめの調査方法です。

訪問してみる、買ってみるなど、体験することで一次情報を
仕入れることができ、それがオリジナリティのあるコンテンツに
つながります。

まとめ

いきなり上手に文章が書ける人はいません。

とにかくインプットとアウトプットの量を継続的に増やし続けて、
自分の引き出しを増やしていきましょう。

練習を続けて試行錯誤していけば、少しずつ文章力が上がっていきます。

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