ウェブ上には様々なタイプのサイトがありますが、その中でもよく見かけるサイトで、昨今メディアなどに取り上げられるようになったのが「まとめサイト」です。
まとめサイトとは
まとめサイトは、ある特定の話題やテーマについての情報を、その名の通り「まとめた」サイトです。まとめサイトで取り上げられる情報の種類は様々で、政治や経済のニュースから芸能、スポーツ、さらにはテレビ番組やグルメなどの日常的なテーマまで広く扱われます。
まとめサイトの形式
まとめサイトの定義は広く、情報の発信形式は様々です。個人がブログ形式で発信するサイトもあれば、法人が一つのメディアという形式で発信するサイトもあります。さらに、複数の人が1つのサイトで情報を追加していく参加型で成り立つものもあります。
まとめサイトの情報収集方法
まとめサイトに決まった情報のソースがあるわけではありませんが、多いのはウェブからの情報で、他の情報サイトやSNS、掲示板などがソースとなります。情報の収集は人力で行われる場合も、自動的に行われる場合もあります。
まとめサイトのメリット
まず情報発信者にとってのメリットは、手軽に集められる情報でブログやメディアなどの記事を作成できる点です。記事を作る動機については人や企業それぞれですが、閲覧者を増やすのが目的であれ、広告収入が目的であれ、ターゲットユーザーが興味を持ちそうな記事を簡単に作成できるのは大きな魅力です。
一方、情報を閲覧するユーザーにとってのメリットは、1つのサイトで特定のテーマについての情報を広く得ることができる点です。同じ情報を自分で集めようとすると様々なキーワードで複数のサイトを調べる必要があるため、その手間を省いてくれるまとめサイトは使い勝手のよいサイトといえます。また、情報をピンポイントで引用しているようなまとめサイトは、知りたい情報が引用されている箇所だけを見れば済むというメリットもあります。
まとめサイトの問題点
メリットが多いように見えるまとめサイトですが、問題点も抱えています。
以下はその中でも大きな2つの問題点です。
情報の信憑性
情報の信憑性は、ウェブ上の情報ソースを利用することが多いまとめサイトの大きな問題点です。自分で取材を行ったり裏取りしたりしなければ、仮に嘘の情報をまとめてしまったとしても情報発信者とユーザーのどちらも間違いに気づかず、さらにその情報が別のサイトで発信されてしまう可能性もあります。また、医療など専門性の高いテーマは、例えば誰かの体験談など「本当」の情報をまとめたとしても、専門的な見地からは結果的に誤った情報である可能性もあります。
無断転載など権利の問題
ウェブから手軽に情報収集することにより、権利に関する問題も発生します。代表的なものが無断転載で、手軽にたくさんのまとめ記事を作ろうとするとソースの文章をそのまま掲載してしまう、いわゆるコピペの横行が起こり得ます。また、無断転載は文章だけでなく画像にも当てはまります。
文章と画像どちらにしても、複数のソースから情報をまとめるという前提があるまとめサイトでは、転載する側に無断転載をしている意識がない可能性もあります。また、企業が運営するメディアの記事作成を外部ライターに任せる場合は、個々のライターが引用と転載の線引きを認識していなかったり、そもそも権利に関する知識が欠如していたりすると、そのメディアが「無断転載だらけのメディア」になってしまう危険性もあります。
まとめサイトの例
最後にウェブ上に多く存在するまとめサイトから、3つ例をご紹介します。
Naverまとめ
https://matome.naver.jp/
NaverまとめはLINE株式会社(ネイバー株式会社の子会社)が運営するサイトです。ユーザー参加型のまとめサイトで、作成者はアクセス数により収入を得ることができるのが特徴です。まとめサイトの中では最大級のサイトです。
nanapi
nanapiはSupership株式会社が運営するサイトで、数年前までは株式会社nanapiにより運営されていました。日常的な事柄について方法やポイントなどがまとめられている「ライフレシピサイト」で、記事のテーマが生活に近いものであることが特徴です。
Togetter
https://togetter.com/
Togetterはトゥギャッター株式会社が運営するサイトです。Twitterの投稿をまとめるサイトで、文字の色や大きさを変えたりして見やすく装飾することもできることが特徴です。
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