おかしな敬語の使い方をしていませんか?敬語のよくある間違いや注意点

おかしな敬語の使い方をしていませんか?敬語のよくある間違いや注意点

丁寧な言葉を使おうと意識しすぎて、おかしな敬語になってしまっている、ということはないでしょうか。普段の会話では意識せずに使っている敬語も、文章など、あとで確認できるものにするとおかしな敬語の使い方をしてしまっていると気づくことがよくあります。

考えるほどにわからなくなってしまう敬語。ここでは敬語の使い方に関してまとめました。

敬語の種類

一口に敬語と言っても、いくつかの種類があります。

丁寧語

「です・ます」型の結び方。知り合いや近所住民、先輩などとの会話に用いられる言葉です。

尊敬語

「おっしゃる」など、相手を立てる言葉遣い。
相手が言った言葉に対し「先ほどおっしゃた」「〇〇課長のおっしゃる通りです」というように用いられます。

謙譲語

「申し上げます」など、へりくだって相手の立場をたてる言葉遣い。
自分が話すときに「先ほど、申し上げた通り」とか「〇〇課長、申し上げてもよろしいでしょうか?」というように使います。

丁寧語は丁寧さの度合い「トーン・マナー」に注意

敬語の中でも特に文章の中でよく使われるのが丁寧語です。
このコラムでも使われている通り、末尾を「です・ます」の形にしたスタイルで、話しの聞き手や文章の読み手に丁寧な表現をしたいときに使います。

それ以外にも、自分の持ち物や行動を丁寧に述べる際に使う美化語も丁寧語の一つです。「お料理」「お食事」「お手紙」などです。ただし、これらは相手側の行動や持ち物に対して付ける場合、尊敬語となります。

注意すべきなのは丁寧さの度合いです。例えば「ございます」も丁寧語ですが、丁寧さの度合いが高い丁寧語です。例えば

「敬語の使い方に関する注意点に関して解説したコラムです」
「敬語の使い方に関する注意点に関して開設したコラムでございます」

ございますという表現がより丁寧なことがわかります。しかし、他の文章が「です・ます」で終わっている中に、より丁寧な「ございます」の文章が入ると、文章に読みにくさや違和感が出てしまいます。
文章作成の時は特に、「トーン・マナーの統一」が重要です。全体の丁寧さのトーンを考え、統一した丁寧さで文章を作ることで読みやすい文章を作ることができます。

美化語の「お・ご」を頭に付ける言葉も、同じく、どのようなトーンとマナーで使うかを判断して、使い過ぎに注意することが必要です。
「お・ご」を使いすぎると読みにくい文章となってしまいます。

「尊敬語」と「謙譲語」の使い分けに注意

使い方で勘違いをされることが多いのが「尊敬語」と「謙譲語」です。尊敬とは、相手の人格、力量、経験、などが自分より勝っており、その相手を敬うという事です。謙譲とは、へりくだり自分を低めることで相手を高めるという事になります。
つまり、「尊敬語」や「謙譲語」は自分より目上の者、上司、訪問客に対し使う言葉です。

そして、

「尊敬語」は相手の行動、言動を丁寧に言う言葉。
「謙譲語」は自分の行動、言動を丁寧に言う言葉。

と、なります。

「見る」「する」「帰る」「いる」「来る」といった、よく使う単語を使い考えてみましょう。

「丁寧語」では、「見ます」「します」「帰ります」「います」「来ます」となります。

「尊敬語」では、相手の行動、言動を丁寧に言う言葉で、
「ご覧になる」「なさる」「お帰りになる」「いらっしゃいます」「おいでになる、お越しになる」となります。

「謙譲語」は自分の行動、言動を丁寧に言う言葉です。
「拝見します」「致します」「おります」「参ります」となります。

いくつかの例文を見てみましょう。

例文1

上司「〇〇君、この前の写真は出来たかな?」
×部下「はい。拝見されましたらご意見をいただけますでしょうか」

上司「〇〇君、この前の写真は出来たかな?」
〇部下「はい。ご覧になりましたらご意見をいただけますでしょうか」

拝見は見る、という自分の行為をへりくだって使う言葉です。そのため相手に使う際は「ご覧になる」を使います。

例文2

上司「〇〇君、明日のA社とのミーティングは少し遅れて出席させてもらうよ」
×部下「承知いたしました。何時ごろに参られる予定ですか?お客様にご連絡をしておきます。」

上司「〇〇君、明日のミーティングは少し遅れて出席させてもらうよ」
〇部下「承知いたしました。何時ごろにいらっしゃる予定ですか?お客様にご連絡をしておきます。」

「参る」は謙譲語で自分に対して使います。相手の行動に対して使う尊敬語では「いらっしゃる」を使います。

以上のように、「尊敬語」と「謙譲語」を理解しないで覚えると、おかしな会話になってしまいます。

意味は通じるかもしれませんがあきらかな間違いは、敬語の知らない部下と思われてしまいます。どちらが主体化を考え、「尊敬語」と「謙譲語」を区別して使えるようにしましょう。

二重敬語に注意

敬語でよくある間違いが二重敬語です。丁寧な言葉を意識しすぎて、敬語が重ねて使われることをいいます。

前述の「拝見する」でよくある間違いが、「拝見させていただきます」という表現です。「拝見する」にさらに「いただく」という敬語がついてしまい二重敬語となっています。正しくは「拝見します」です。

二重敬語は回りくどい表現になってしまったり、過剰で文章のトーンと合わなくなってしまうことがあるので注意が必要です。

よくある間違い「なります」

よくある丁寧語の間違いが「なります」の使い方です。「なります」は「成る」「為る」の丁寧語です。会話の中でもよく使われることがありますが、使い方を間違ってしまうことがよくあります。

「受け付けはこちらになります」「ご用意した書類がこちらになります」など、丁寧さを意識して変化を表す場合以外に使ってしまっていることがあります。実際これらは「受け付けはこちらです」「ご用意した書類がこちらです」など、「です」で終わるのが正しく、またわかりやすい表現です。

また、「3か月後の価格はこのようになります」など、変化を伴う際は「なります」を使うことで丁寧に表現ができます。

敬語の使い方は間違いに気づかないことがよくあります。文章などは良く読み返し、使い方になれることで違和感に気づけるようにしましょう。



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