【基礎知識】検索エンジンとは?検索結果で上位表示を狙うコツ!

【基礎知識】検索エンジンとは?検索結果で上位表示を狙うコツ!

Webライターとして集客力の高い記事を作成したいなら、「検索エンジン」についての知識を身につけておくことは大切です。検索エンジンについて耳にしたことはあっても、その仕組みや、検索エンジンで上位表示される方法などはよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、検索エンジンの仕組みや特徴、種類について詳しく解説します。検索エンジンについて正しく理解して、コンテンツマーケティングの成功につなげましょう。

そもそも検索エンジンとは?

検索エンジンとは、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連する情報を順位ごとに表示し、必要な情報を提供するシステムです。

まずユーザーは、検索ボックスに検索したいキーワードを入力し、検索ボタンをクリックします。すると検索エンジンは、膨大なデータベースの中から関連する情報を掲載したWebページを探し出し、検索結果画面にランキングで表示します。検索エンジンのおかげで、ユーザーは欲しい情報を瞬時に探し出すことができるので、とても便利です。

検索エンジンとよく混同されやすい語に、「ブラウザ」があります。ブラウザは「閲覧ソフトウェア」という意味で、Webページを閲覧するために使うソフトウェアのことです。ブラウザの代表例は、ChromeやSafari、Edge、Firefoxなどです。

分かりやすく言い換えると、検索エンジンは「ユーザーがどんな情報が欲しいのか」を知るためのツールであるのに対し、ブラウザは「その情報をどう見るか」を決めるツールと言えるでしょう。

検索エンジンの仕組みは?3つのステップを知ろう

検索エンジンがどのようなものか分かったら、次はその仕組みについて知っておきましょう。検索エンジンは、以下のような3つの段階を踏んで検索結果を表示しています。

1.クローリング:情報の取得

クローリングとは、クローラーと呼ばれるプログラムが自動的にWeb上を巡回し、情報を発見して取得するステップです。このクローリングにより、検索エンジンはWebサイトの存在を認識するようになります。

クローラーは、情報を発見するだけでなく、さらに正確な情報を得ようとしてサイトを何度も巡回します。そのため、検索エンジンに評価してもらうためには、まずクローラーが巡回しやすいようなサイトの構造にすることが必要です。

2.インデックス:情報の登録

クローリングにより収集した情報は、検索エンジンのデータベースに格納されます。このデータベースへの情報の登録は、「インデックス」と呼ばれています。

データベースに格納される情報は、ページの内容や言語、使いやすさ、配信国などです。Webページの内容がそのまま登録されるわけではなく、検索エンジンが処理しやすいように変換されたデータが収容されます。

データベースにインデックスされていないWebサイトは、検索結果に表示されることはありません。

3.ランキング:検索結果の順位決定

最後の段階として、データベースに登録された情報が評価され、特定のアルゴリズムによって検索結果のランキングが決定します。

アルゴリズムの評価基準を満たしているWebサイトは、高い評価を受けて検索結果の上位に表示されます。アルゴリズムは日々改善が加えられていて、検索結果の順位も時間の流れとともに変動します。

ちなみに、検索結果はユーザーの国、デバイス、検索履歴などにより異なります。

Googleだけじゃない!検索エンジンの種類一覧

検索エンジンと言うとGoogleをイメージするかもしれませんが、実はGoogle以外にも検索エンジンはたくさんあります。

1.Google

最大手の検索エンジンは、やはりGoogleです。1997年に開発され、日本では2000年にサービスが開始されました。Googleは検索エンジン市場シェアで約70%を占めていて、世界で最も広く利用されています。

Google検索では、テキストだけでなく、音声検索や画像検索も可能です。検索結果には、GoogleマップやYouTubeなど、Googleが運営している関連サービスもよく表示されます。

2.Yahoo!

日本国内ではGoogleに次いでシェアの高い検索エンジンで、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のトップページに設置されています。

ただし、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを使用しており、そのため検索結果はGoogleと大差ありません(2024年4月現在)。しかし、検索結果ページにはYahoo!ニュースやYahoo!ショッピングなど、Yahoo!独自のコンテンツが特別に表示されることがあります。Yahoo!とGoogle間の現在の契約は2025年3月に満了予定であり、その後の動向に注目が集まっています。

3.Bing

Microsoft社が提供するBing は、2009年に米国でリリースされました。もともとのルーツは2005年にスタートしたMSNサーチで、その後Liveサーチ、Microsoft Liveサーチと名を変え、最終的にBingとなりました。日本においては2010年からサービスが開始されています。Windows10以降のパソコンのMicrosoft Edgeブラウザは、Bingがデフォルトで設定されています。

Bing では、画像検索や動画検索も可能です。フィルタリング機能が充実していて、日付やサイズ、解像度などで検索結果を絞り込めます。

2023年にはBingにAIを活用したチャット技術が導入され、対話型の検索エンジンとして他社との差別化が図られています。

4.Baidu(百度)

中国の検索エンジン市場でトップのシェア率を誇るのが、Baiduです。

中国では、全土に敷かれた政府によるネット検閲システムの影響で、Googleなど海外の検索エンジンが利用できません。その代わりにBaiduが登場し、中国市場で圧倒的な支持を受けて飛躍的に成長を遂げました。

Baiduは中国版Googleとも言われている通り、使いやすさや機能面はGoogleとほとんど大差ありません。ただし、ネット検閲システムにより特定の情報や画像がブロックされて表示されないため、検索結果はGoogleとは異なります。

5.DuckDuckGo

DuckDuckGoは、米国で開発されたシンプルな検索エンジンです。

DuckDuckGoは「あなたを追跡しない検索エンジン」をうたい文句にしている通り、ユーザーの個人情報を収集することはありません。Googleなどのようにユーザーの過去のログイン情報やアクセス履歴などをトラッキングすることはなく、プライバシーを重視しています。そのため、検索結果はパーソナライズされておらず、誰が検索しても同じ結果が表示されるのが特徴です。

検索結果はページで区切られておらず、スクロールで無限表示されるので一覧で見やすくなっています。

検索エンジンでの順位を確認する方法

検索結果の順位を調べるシンプルな方法は、チェックしたいキーワードを検索ボックスに入れて検索してみることです。ここで注意したい点は、パーソナライズドの影響を受けないシークレットモードで検索することです。シークレットモードにすれば、検索履歴やアクセス履歴、利用しているデバイスなどに左右されず、一般的な検索結果が表示されます。ただし、この方法はキーワードごとに手動で入力しなければならず、手間がかかります。

効率的に順位を調べたいなら、順位チェックツールを使うのがおすすめです。チェックしたいWebサイトのURLを入力するだけで、簡単に検索順位を把握できます。

代表的な順位チェックツールは、Googleサーチコンソールや検索順位チェッカー、SERPOSCOPEなどです。順位チェックツールには無料のものと有料のものがあるので、まずは無料のものから試してみると良いでしょう。

検索エンジンで上位表示を狙うコツ!

最後に、検索エンジンで上位表示されるためにできることを紹介します。

1.ユーザーのためになる有益な情報を発信する

検索エンジン最大手のGoogleは、上位表示されるための基準として、ユーザーファーストな視点を挙げています。Googleは企業理念の一つとしてユーザーの利便性を第一に考えることを掲げていて、その姿勢はアルゴリズムにも反映されています。

Googleに評価されるためには、ユーザーの視点に立って、相手に寄り添った内容のコンテンツを発信することが大切です。記事を執筆するときは、ユーザーの疑問に対する簡潔な答えを提示し、検索ニーズに応えるものにしましょう。分かりやすく有益な情報を発信することを心がけていれば、Googleに評価されやすくなります。

2.SEO内部対策を実施する

SEO対策の中でも、運営しているWebサイトの中で実施するものをSEO内部対策と言います。

SEO内部対策の具体例は、タイトルタグやメタディスクリプションの最適化などです。タイトルやメタディスクリプションには対策キーワードを盛り込み、思わずクリックしたくなるような魅力的な文言にします。タイトルは全角30文字前後、メタディスクリプションは全角約80文字までが目安です。より詳しい方法については、以下の記事をご覧ください。

SEOに適したタイトルと本文の文字量は?コンテンツマーケティングのSEOの基本

メタディスクリプションとは?SEOやクリック率との関係

内部リンクの最適化も、SEO内部対策の一つの方法です。内部リンクとは、Webサイト内の別のページに飛べるリンクのことです。内部リンクを設置すればクローラーが巡回しやすくなり、ユーザーのサイト回遊性も向上します。

3.SEO外部対策を実施する

SEO外部対策とは、運営しているWebサイト以外のところで行うSEO対策のことです。

SEO外部対策として代表的な方法は、被リンクの設置です。被リンクとは、外部のWebサイトに、自分が運営しているサイトのリンクを貼ってもらうことです。被リンクがあれば、クローラーは外部サイトから巡回しやすくなります。また、他サイトからの引用や参照が多いとそれだけ価値のあるサイトとみなされ、検索エンジンからの評価が高まります。

別の方法は、コンテンツをSNSで拡散してもらうことです。SNSで拡散してもらえるようにするには、「みんなに広めたい」と思ってもらえるような、参考になる情報を発信することが大切です。

4.リスティング広告を出稿する

リスティング広告とは、検索結果ページの上下にある広告枠に表示される広告のことです。ユーザーが特定のキーワードを検索したタイミングで広告を表示できるため、高いニーズを持つユーザーにタイムリーにアプローチできるのが特徴です。運用は少ない費用から開始でき、簡単な設定をするだけで即日配信ができます。

リスティング広告の価格はオークション形式で決定されるため、人気のキーワードは価格が高騰しがちです。出稿する前に、対策するキーワードの費用対効果をよく考えておきましょう。

まとめ

検索エンジンはGoogleが高いシェア率を占めているため、Googleの企業理念やアルゴリズムをしっかり理解しておくことが大切です。Googleから評価されやすい、ユーザーファーストで有益なコンテンツの発信を続けることで、検索結果の上位表示を目指しましょう。



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