Webライターの仕事に興味があるものの、「収入が低そう」「本当に稼げるんだろうか」などと、収入面で不安に思うこともあるのではないでしょうか。Webライターの報酬は、本業・副業など、どのような働き方をするかによって左右されます。そこで、この記事では、Webライターの年収の相場を働き方別に紹介します。Webライターとして働きながら年収を上げる方法も説明するので、Webライターとして一定の収入を得たいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

【働き方別】Webライターの収入の相場を公開！

Webライターが得られる報酬は、基本的にもともとの文章力やスキルによって異なります。初心者でもある程度のライティングスキルがあれば、初めからそれなりに稼げる場合もあるでしょう。

以下に、Webライターとしての働き方別の収入の相場を紹介します。

フリーランスWebライター

フリーランスとして働くWebライターの平均年収の目安は、約300～400万円です。ただし、働き方が自由なフリーランスは、人により収入にばらつきがあります。毎月の稼働時間が少ない人や、たくさん稼ぐことを特に目標にしていない人などは、収入が200万円以下ということも珍しくありません。一方、たくさんの案件を抱えている売れっ子ライターなどは、一般的な会社員よりも大きく稼げる場合もあります。

企業Webライター(正社員/パート/アルバイト)

Webライターとして企業に勤める人の年収は、正社員・パート・アルバイトなど、雇用形態により異なります。

正社員の平均年収の目安は、約400～500万円です。企業に正社員として勤めているWebライターは、収入が高めで安定しているという特徴があります。

パートやアルバイトでフルタイム勤務をする場合の月収は、初心者であれば13万円～が目安です。一般的には、知識やスキル、実績などを身につけるにつれて収入が上がっていきます。パートタイムで働く場合、時給の相場は1,000円～1,500円ほどです。

副業Webライター

副業Webライターの収入は、どのくらいの時間を作業に充てられるかによって変わります。収入の目安は、月に3～10万円ほどです。

副業Webライターの中には、ライティングの仕事は月に1日程度で、お小遣いを少し稼げれば十分という人もいます。たくさん稼ぎたい人は、休日だけでなく平日仕事が終わった後の時間なども活用してライティングの仕事をこなしています。副業でもそれなりの時間を充てれば、月に8～10万円ほど稼ぐことは可能です。作業時間を増やしてスキルを上げれば、収入アップを実現できます。

Webライターの給料はどう決まる？3つの報酬の形態

Webライターの給料や収入は、どのようにして決まるのでしょうか。報酬の形態は、大きく3つに分けられます。

1.月給/時給制

書いた文字数には関係なく、働いた時間で給料が計算される方法です。記事の執筆に加えて、コンテンツの企画や編集なども業務に含まれているケースで、月給または時給制がよく採用されています。

月給または時給制の場合、扱うトピックの難易度や自分の調子などに関わらず、一定の報酬を受け取ります。ライティングに充てる時間はもちろん、リサーチにかかる時間も支払いの対象となるのはメリットと言えるかもしれません。とはいえ、無制限に時間をかけられるわけではないので、ダラダラと仕事をするのは禁物です。どのくらいの成果を出すかは会社に管理されていて、何時間に何文字書くかの目安は設定されています。

2.文字単価

文字単価は、「1文字〇円」というように1文字あたりの報酬が決められていて、執筆した文章の文字数に応じて報酬が決まる仕組みです。

Webライター初心者の文字単価の相場は、1円未満です。文字単価が0.8円の場合、3時間かかって3,000文字を書いたとすると、報酬は2,400円で、時給換算すると800円となります。

中級者の文字単価の相場は、1～3円ほどです。文字単価が2円の場合、3時間かかって3,000文字を書いたときの報酬は6,000円で、時給換算すると2,000円となります。

上級者の文字単価の相場は、3円以上です。国家資格などを取得している場合や難易度の高い案件の場合は、5円以上になることもあります。文字単価が3円の場合、3時間かかって3,000文字を書いたときの報酬は9,000円で、時給換算すると3,000円となります。

文字単価の良いところは、自分の頑張り次第で収入を上げられることです。労働時間を増やしてたくさん書けば、その分多くの収入が得られます。スキルを上げて、文字単価の高い案件を狙うことも可能です。

3.記事単価

記事単価は1記事ごとに報酬額が定められていて、その記事を納品すると1記事分の報酬を受け取れる仕組みです。

報酬形態が記事単価の場合、月の報酬額が計算しやすいというメリットがあります。「1記事5,000円だから、5本受けたら2万5,000円」というように、受け取る報酬を予測しながら働けます。

記事単価の案件では、おおよその字数は定められているものの、品質が担保できれば厳密に字数を守る必要はないものが多いです。内容が濃くて品質の高い記事であれば、文字数が少なくても問題ありません。

Webライターで年収1,000万円は達成可能？

「Webライターとして成功して、大きく稼ぎたい」と目標を持つ人もいることでしょう。たくさん稼ぎたい人が設定する年収の一つの目安は、1,000万円です。Webライターとして年収1,000万円を得ることは現実に可能なのでしょうか。

結論から言うと、スキルや実績を身につけ、さらに働き方を工夫すれば、1,000万円以上稼ぐことも可能です。実際に、Webライターとして活躍する人の中には年収1,000万円以上をコンスタントに稼いでいる人もいます。ただし、その多くは、コンサルティングやYouTubeなど、ライティング以外でも活動の場を広げています。直接的なライティングの報酬に加えて、コンサルティング料や広告の収益などを合計して、年収1,000万円を達成しているのです。大きく稼ぐことを目指しているなら、自分はどのような場で活躍できそうか考えてみると良いでしょう。

Webライターが年収を上げる5つのコツ！

Webライターとして稼ぐことを目指しているなら、収入をアップさせるのに効果的な方法を押さえておきましょう。確実に年収を上げていくためには、以下に挙げる5つのコツを実践するのがおすすめです。

1.専門的な知識やスキルを身につける

稼げるライターの大きな特徴は、専門分野の知識やスキルを身につけていることです。特定分野の知識を深めて専門性が高い記事を執筆できるようになれば、単価の高い案件を優先的に取得できます。

たとえば、金融や保険、医療などは専門性が高く、単価も高い傾向にある分野です。こうした分野での資格を取得したり、アピールできる経歴があったりすると、継続的に案件を受けやすくなります。

一つだけでなく複数のジャンルで専門性を磨き、他のライターと差別化を図るのも良い方法です。「看護師×美容」「IT×介護」など、複数のジャンルに対する知見があれば希少性が生まれ、高収入を目指すうえで大きな武器となります。

2.実績を公開する

執筆した記事はブログなどで公開し、ポートフォリオとして掲載しましょう。SNSアカウントで記事のURLを紹介するのも良い方法です。

ポートフォリオがあれば、スキルや文章力を見える形でアピールできます。これまでの実績を公開することで担当者の目に留まり、企業との直接契約につながる可能性もあります。

注意点は、案件によっては執筆した記事を自分の実績として公開できないことです。業務委託契約や秘密保持契約により記事の所有者がクライアントになっている場合、ライターの実績として公開できないケースがあります。クライアントに無断で自分の実績として公開するとトラブルになる恐れがあるので、公開可能かどうかは事前に確認しておきましょう。

3.単価の交渉をする

収入を上げたいなら、高単価の案件だけをこなしていくことが近道です。現在受けている案件の中で報酬が見合わないものがあるなら、積極的に単価交渉してみると良いでしょう。

単価交渉となると、「クレームと思われないか心配」「これまでの良い関係を台無しにしてしまうのではないか」などと考えて、ためらってしまうライターも少なくありません。確かに、単価交渉を提案するのは勇気がいります。しかし、これまで継続的に質の高い記事を納品して信頼関係を築けている場合、単価を上げてでも継続してほしいと考えるクライアントは多くいます。

ポイントは、相手の都合も考えながら常識の範囲で単価を設定することです。相手に寄り添う姿勢を示しながら、単価を上げてほしい理由をきちんと説明すれば、交渉に応じてもらいやすくなります。

4.インタビューや取材をこなせるようになる

インタビューや取材を伴う案件を取得するのも、収入アップにつながります。準備や移動が求められる分、インタビューや取材を含む案件は、単価が高く設定されている傾向にあります。

インタビューや取材をするには、文章力に加えて企画力や質問力、その場の流れを読むスキルなどが必要です。AIが代わりに行うのは難しいため、将来的にも仕事を奪われる心配がないと言われています。

5.編集者やディレクターになる

Webライターからキャリアアップして、編集者やディレクターになるのも一つの方法です。編集者やディレクターはビジネス視点でWebメディアをとらえて企画や編集をする必要があり、一定のスキルが求められる分、Webライターよりも高い収入が得られます。

編集者やディレクターの主な仕事内容は、クライアントとの打ち合わせや記事の企画・編集、スケジュール管理、ライターへの執筆依頼などです。

まとめ

Webライターの年収は、どのような働き方をするか、どのくらい作業時間を確保できるかなどによって変わってきます。スキルや実績、保有する資格などで報酬が大きく変わることもあります。着実にスキルアップをして活躍の場を広げていけば、高い収入を得ることも可能です。

Webライターを始めてみたい方は、かくたまへの登録がおすすめです。未経験でも執筆が可能な案件や高単価案件など、さまざまな案件の募集があり、自分のペースで働けます。ライティングサービスかくたまに登録して、Webライターとしての一歩を踏み出しましょう。